【中学英語】現役塾講師が解説!今の中学英語の教科書はこんなに難しいんです…

勉強法

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さて,本日はタイトルの通り,今の中学生が扱う英語の教科書がどれほど難しくなっているかのお話です。

私たちが中学生の頃とは内容も質もまるで違います!

どんなふうに違い,どれくらい難易度が上がっているのか,特に親御様は知ってもらえるといいかと思います。

Here We Go! 中学1年生の出だしのフレーズ

例えば光村図書の1年生の『Here We Go!』で出てくる最初のフレーズですが,みなさんは何だと思いますか?

普通は“Hello.”とか,“I’m~.”とかをイメージしますよね。大体の人が知っているフレーズから始まると思いますよね?

では正解を発表します。最初に出てくるフレーズは…

“I’m lost.”

です。そもそも正しく訳はとれますか?笑

意味は「(道に)迷っている。」です。“lost”「迷った」という形容詞としても使えるんですね。

どうですか?もうこの時点で昔の教科書とはレベルが違うのが分かりますよね笑

また,1年生の最初から当たり前のように“want to 動詞の原形”「動名詞」といった文法も登場します。

1年生の最初と言ったら,「be動詞」の使い方と「一般動詞」を重点的に習うと思いますが,そこに2年生で習うような文法が少しですが混ざって出てくるんです。

教える側としてもとても大変です。「不定詞」「動名詞」の使い分けや,“ing”の付け方も簡単にではありますがセットで教えないといけないですからね。

先生側も生徒側も,1つの単元で覚えなければいけないことが非常に多いです。

だからしっかりと復習をして,1つ1つ確実に理解していかないとすぐについていけなくなってしまう可能性があります。

学習指導要領の改訂による中学英語の難化

2021年から学習指導要領が変更されました。

その変更によって,今までは中学生が習う単語の数が1,200語ほどでしたが,今では1,600~1,800語ほどになりました。約400語も増加しているんです。

文法に関しても,今までは高校で習っていた「感嘆文」「現在完了進行形」「原形不定詞」「仮定法」などが追加され,本文中には「付加疑問文」「近接未来」といった表現も詳しい説明もなく登場します。

さらに本文の内容も現代社会で議論されているような,なかなかに難しいテーマになっています。

例えばAIについてですね。

AIの発展とそれに伴う問題についてや,翻訳機能には賛成か反対か,など非常に読みごたえがある内容が増えています。

私も塾でこういった内容を指導するので,もちろん授業を行う前は予習をして,本文の内容や進出単語はどういったものが出てくるのかは頭に入れて授業に臨みます。

それでもいざ実際に授業をすると、『今の中学生はこんな難しい文章を習うのか』と改めて驚きます。

テーマが難しい分,使われる単語もレベルが高いです。私の頃は高校で習っていた英単語や、大学入試でよく出るような表現も多く登場します。

1文も長くなっており、『あれ?今、高校生に授業してるんだっけ?』と錯覚してしまうこともよくあります笑

しかもこれは英語に限った話です。英語以外の科目も当然内容は難しくなっています。ここに部活動も加わるわけです。

このことを踏まえると,改めて今の中学生は本当に大変だなと思いますよね。親御様もぜひこのことは理解していただければと思います。

でも中学生と勉強は切っても切り離せないものなので,うまく時間を使って効率よく勉強するしかないです。

その補助としてこのサイトも運営しているので,皆さんにはぜひ有効活用してください。

また,宣伝のようになってしまいますが,塾に行く時間もなかなか確保できないという方はオンライン学習も有用です。

特に『スタディサプリ』は有名ですよね。素晴らしい講師陣と,充実した勉強のサポート機能が付いているので,隙間時間でも効率よく勉強できるので私はオススメしています。

『スタディサプリ』の解説記事も書いているので,よろしければ参考にしてみてください。

中学生は学校の授業を大切に

今の中学生の英語がどれほど難しくなったかがお分かりいただけたかと思います。

では中学生はどのようにして勉強していけばいいのか。

私が塾の生徒に口酸っぱく言っていることですが,まず学校の授業を真剣に,集中して聞くことです。

英語に限った話ではありませんね。

「授業中に必ず理解しよう」という心づもりで臨めば,確実に理解は深まります。理解ができれば,家で何時間も勉強する必要もなくなります。

完璧に理解できなかったとしても,集中して聞いていれば何が分からないかが明確になるので,効率よく復習ができますよね。

「後で何とかしよう」「塾でやればいいや」ではなく,「学校の授業で理解しよう」と考えましょう。

だってその方が効率がいいに決まってますから!

また英語については,各単元で出てきた英単語は必ずそのときに覚えてしまうことです。

先ほども書きましたが,習う英単語の数は,前と比べて400語近く増えているんです。これを後回しにしてしまったら大変なことになります。

毎年受験生に後悔していることを聞くと,大半の生徒が「単語をちゃんと覚えておけばよかった…」と答えます。

手遅れになる前に,早めに手を打ちましょうね!英単語の覚え方も以前のブログにUPしているので,あわせてご覧ください。

>>【効率の良い勉強法】英単語の覚え方

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