光村図書 中学2年生 Here We Go! Unit2-1で習う 動名詞の解説をしていきます!
動名詞とは
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動名詞と不定詞の違い
不定詞を学んだ方はお気づきかもしれませんが,不定詞の「名詞的用法」も動名詞と同じく「~すること」と訳しますよね。では動名詞と不定詞で何が違いのかを説明していきます。
基本的には意味の違いはなく,「~すること」という意味であれば不定詞と動名詞のどちらを使っても大丈夫です。先ほどの「英語を話すことは難しい」は“To speak English is difficult.”と表現することもできます。
ただし,不定詞の「~するために」という副詞的用法,「~するための」という形容詞的用法と同じ意味は動名詞にはないので,この意味で文を作りたいときは動名詞はもちろん使えません。
『不定詞と同じなら動名詞がある意味ないじゃん』と思った方いますよね?
安心してください(?)ちゃんと動名詞にも存在意義はあります!
同じ「~すること」という意味でも,不定詞を使わないといけないときと,動名詞を使わないといけないときがあるんです。この使い分けは,直前にある動詞によって決まります。
動名詞を使うとき
直前の動詞が“enjoy”,“finish”,“stop”のときに,後ろに「~すること」と繋げたい場合は必ず動名詞の形で繋げます。以下に例文を挙げていきます。
「私はサッカーすることを楽しんだ」
○ I enjoyed playing soccer.
× I enjoyed to play soccer.
「彼は本を読み終えた」
○ He finished reading a book.
× He finished to read a book.
「私は彼と話すことをやめた」
○ I stopped talking with him.
× I stopped to talk with him.
※”stop to 動詞の原形”とした場合は不定詞の副詞的用法となって,「~するために立ち止まる」という意味になります。この文では「私は彼と話すために立ち止まった」となります。
高校英語では,この3つの動詞以外にも動名詞を後ろに置く動詞を習いますが,まずは代表的な3つをしっかり覚えておきましょう。
不定詞を使うとき
後ろに不定詞を繋げる動詞は,“want”,“hope(を望む)”,“decide(を決める)”をまず覚えておきましょう。以下に例文を挙げていきます。
「私はサッカーがしたい」
○ I want to play soccer.
× I want playing soccer.
「彼は外国に行くことを望んでいる」
○ He hopes to go abroad.
× He hopes going abroad.
「私は英語を勉強することを決めた」
○ I decided to study English.
× I decided studying English.
中学英語ではこの3つが頻出なので,必ず覚えるようにしてください。
動名詞と不定詞で意味が変わるとき
動名詞も不定詞も繋げられるけど,訳し方が変化する場合もあるので,最後にこちらを解説していきます。代表的な動詞は“remember(を覚えている)”と“forget(を忘れる)”です。まずは例文を見てみましょう。
I remember seeing him.「私は彼に会ったことを覚えている」
I remember to see him.「私は彼に会うことを覚えている」
I forgot seeing him.「私は彼に会ったことを忘れていた」
I forgot to see him.「私は彼に会うことを忘れていた」
動名詞と不定詞のときで意味の違いは分かりましたか?動名詞のときは「~したことを」という過去の意味になります。過去にしたことを覚えている/忘れているという表現になります。
一方で不定詞のときは「~することを」という未来の意味になります。これからしようとすることを覚えている/忘れているという表現になります。
このように動名詞は実際に起きた(起きている)事実を,不定詞はこれから起きるであろうことを指します。不定詞で使われる“to”は「~へ」という方向をイメージさせる単語なので,そこから「未来」と結びついていると考えればいいでしょう。
これ以上は高校英語の内容になるのでこの辺で終えておきます。興味がある方はぜひ調べてみてください。
動名詞のまとめ
何か分からない点や他に解説してほしい点があれば,お気軽にコメントしてください!
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