東京書籍 中学3年生 NEW HORIZON(ニューホライズン) Unit3 Read & Think1の本文の日本語訳と重要箇所の解説です。
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- Unit3 Read & Think1 本文と日本語訳
- Unit3 Read & Think1 重要事項の解説
- Endangered Animals in the World
- Let us give you one example from the Red List.
- It is the crested ibis, or toki in Japanese.
- Up until the Meiji era, we could see many ibises around this country.
- However, the population of ibises in Japan rapidly decreased.
- People hunted them for their beautiful feathers, and development destroyed their environment.
- It was difficult for them to survive.
- In 1981, five ibises were captured on Sado Island for breeding.
- People tried to help them live safely, but they died one by one.
- The last one died in 2003.
- However, we still had some Chinese-born ibises on the island.
- They were a gift from the Chinese government in the 1990s.
- Since then, people have been breeding these ibises.
- We have lost all of the original Japanese ibises, but someday ibises may fly over Japan like before.
- Unit3 Read & Think1 まとめ
Unit3 Read & Think1 本文と日本語訳
Could we see many toki in Japan before?
「以前は日本でたくさんの朱鷺を見ることができましたか?」
Endangered Animals in the World
「世界の絶滅危惧種」
Let us give you one example from the Red List.
「レッドリストから1つの例を挙げさせてください。」
It is the crested ibis, or toki in Japanese.
「”crested ibis”,日本語では朱鷺です。」
Up until the Meiji era, we could see many ibises around this country.
「明治時代までは,国中でたくさんの朱鷺を見ることができました。」
However, the population of ibises in Japan rapidly decreased.
「しかし,日本の朱鷺の個体数は急速に減りました。」
People hunted them for their beautiful feathers, and development destroyed their environment.
「人々が美しい羽根を求めて朱鷺を狩り,開発によって朱鷺の環境は破壊されました。」
It was difficult for them to survive.
「朱鷺にとって生き残るのは難しくなりました。」
In 1981, five ibises were captured on Sado Island for breeding.
「1981年に,佐渡島で飼育のために5羽の朱鷺が捕獲されました。」
People tried to help them live safely, but they died one by one.
「人々は朱鷺が安全に暮らすのを助けようとしましたが,1羽ずつ死んでいきました。」
The last one died in 2003.
「2003年に最後の1羽が死にました。」
However, we still had some Chinese-born ibises on the island.
「しかし,島には中国生まれの朱鷺がまだ何羽かいました。」
They were a gift from the Chinese government in the 1990s.
「その朱鷺は1990年代に中国政府から贈られたものでした。」
Since then, people have been breeding these ibises.
「それ以来,これらの朱鷺を飼育し続けています。」
We have lost all of the original Japanese ibises, but someday ibises may fly over Japan like before.
「私たちは日本固有の朱鷺をすべて失ってしまいましたが,いつか朱鷺が以前のように日本中を飛んでいるかもしれません。」
Unit3 Read & Think1 重要事項の解説
Endangered Animals in the World
“endangered animal”は「絶滅危惧種」となります。
Let us give you one example from the Red List.
“let 人(もの) 動詞の原形”で「人(もの)に~させてあげる,人(もの)が~するのを許す」となります。
今までは高校英語で習っていましたが,中学校で習うようになった重要な文法です。
必ず動詞の原形を使う点に要注意です!
It is the crested ibis, or toki in Japanese.
“the crested ibis”と“toki“は同じですね。このように名詞を言い換えた語のことを同格語と言います。
“it”は“one example”を指しています。
Up until the Meiji era, we could see many ibises around this country.
“up until”で「~に至るまでは」という意味です。“until”は「~まで」という接続詞,前置詞で,よく使うのでしっかり覚えておきましょう!“till”も同じ意味になります。
“era”は「時代」という名詞で,“around”は「~の至る所で,~中」という前置詞です。
However, the population of ibises in Japan rapidly decreased.
“however”は「しかし」という意味の副詞になります。
同じ意味で“but”がありますが,こちらは接続詞なので品詞が異なります。“but”は“文A,but 文B”というように,2つの文を繋ぐ際に使います。
“文A. But 文B.”というように,“but”を文の先頭に置いて1文だけで完結させるのは原則NGとなります。
“population”は「人口」という意味ですが,今回は朱鷺の話なので「個体数」としています。
“rapidly”は「急速に」という副詞で,“decrease”は「減る」という動詞です。対義語は“increase”になります。
People hunted them for their beautiful feathers, and development destroyed their environment.
“hunt”は「~を狩る」という動詞です。“feather”は「羽」という名詞ですね。
“development”は「開発,発展」,“environment”は「環境」という名詞です。どちらも環境系の文章でよく出てくるので覚えておきましょう!
“destroy”は「を破壊する」という動詞ですね。
ちなみに主語が「人」ではないときは,「主語によって~は…された」のように受け身で訳してあげると意味が掴みやすくなります。
ただ,テストで日本語訳を求められたときは直訳することをオススメします。
It was difficult for them to survive.
この文では“it is ~ (for 人) to…”で「(人にとって)…するのは~だ」という「it to構文」が使われていますね。必ず押さえておきましょう!
“survive”は「生き残る」という動詞です。
In 1981, five ibises were captured on Sado Island for breeding.
この文では「受動態」が使われていますね。
“capture”は「~を捕える,捕獲する」という動詞で,“breeding”は「飼育」という名詞です。
“Sado Island”は新潟県に属する日本海上にある「佐渡島」ですね。
People tried to help them live safely, but they died one by one.
“try to 動詞の原形”は「~しようとする」という意味で,挑戦してみたけどダメだったというようなニュアンスで使われることが多いです。難しいといった意味合いが含まれるということですね。
一方で“try 動名詞”は,「(試しに)~してみる」という表現になります。つまりその行為自体はできたという意味合いになります。
“help 人(もの) 動詞の原形”で「人(もの)が~するのを手伝う(助ける)」となります。
これもさっきの“let”と同じく,今までは高校英語で習っていましたが,中学校で習うようになった重要な文法です。
必ず動詞の原形を使う点に要注意です!
“safely”は「安全に」という副詞で,“died”は“die”の過去形で「死ぬ」ですね。
“one by one”は「1つずつ」という意味になります。
The last one died in 2003.
“one”は代名詞で,直前に出てきた名詞と同じ種類のものを指します。今回でいうと「ヨーヨー」ですね。
間違えやすいのが“it”との違いで,“it”は直前に出てきた名詞そのものを指します。例文で確認しましょう。
I lost my pen. Do you have it?
「私はペンを失くしました。あなたはそれ(私のペン)を持っていますか」
この”it”は私が失くした”my pen”そのものを指しています。
I lost my pen. Do you have one?
「私はペンを失くしました。あなたはペン(ペンなら何でもOK)を持っていますか」
この”one”はペンすべてを指すので,”my pen”を指しているわけではありません。「ペンを失くしたので,代わりのペンは持っていますか(借りていいですか)」というニュアンスになるということです。
However, we still had some Chinese-born ibises on the island.
“still“は「まだ,いまだに」という重要な副詞です。
“地名-born”で「~生まれの」という意味になります。
They were a gift from the Chinese government in the 1990s.
“government”は「政府」という名詞になります。
西暦に”s”を付けると「~年代」という意味になります。
また,千と百の位をアポストロフィにして書く表現もあります。例えば「1990年代」なら” ’90s “となります。
Since then, people have been breeding these ibises.
“since then”で「それ以来」という表現です。
また,この文では「現在完了進行形」が使われていますね。
We have lost all of the original Japanese ibises, but someday ibises may fly over Japan like before.
この文は「現在完了の完了用法」が使われていますね。
“someday”は「いつか」という副詞で,“may”は「~かもしれない,~してもよい」という助動詞です。
“over”は「~を越えて,~中で」という前置詞で,“like”も「~のような」という重要な前置詞ですね。
Unit3 Read & Think1 まとめ
以上がUnit3 Read & Think1の日本語訳となります。
ここでは“let”と”help”の使い方,「現在完了」が使われていますね。どれも大切な文法なのでしっかり理解していきましょう!
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