三省堂 高1ELEMENT Lesson8 Section4の本文の日本語訳と重要箇所の解説です。
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- ELEMENT Lesson8 Section4 本文と日本語訳
- ELEMENT Lesson8 Section4 重要事項の解説
- To make people remember that game, the Springboks had to win it.
- The score at the end of the first 40 minutes was 9-6 in favor of South Africa.
- In the second half, however, the All Blacks scored, and regular play ended with the score tied at 9-9.
- For the first time in Rugby World Cup history, the game had to go into overtime, with two halves of ten minutes each.
- Physically and mentally the players were very tired, but Pienaar said to his teammates,
- “Look around you. See those flags?
- Play for those people. We have to do this for South Africa.”
- Six minutes before the end of the game, South Africa finally dropped a goal, which led to victory.
- A TV reporter came over to Pienaar on the field and asked,
- “What did it feel like to have 62,000 fans supporting you here in the stadium?”
- He replied, “We didn’t have 62,000 fans behind us. We had 43 million South Africans.”
- There were no old flags in the stadium.
- Everybody ― in tears ― was waving the new national flag.
- ELEMENT Lesson8 Section4 まとめ
ELEMENT Lesson8 Section4 本文と日本語訳
To make people remember that game, the Springboks had to win it.
「人々にその試合を覚えていてもらうために、スプリングボックスは勝たなければなりませんでした。」
The score at the end of the first 40 minutes was 9-6 in favor of South Africa.
「最初の40分終了時の得点は9対6で、南アフリカが優勢でした。」
In the second half, however, the All Blacks scored, and regular play ended with the score tied at 9-9.
「しかし後半で、オールブラックスが得点し、前後半は9対9の同点で終了しました。」
For the first time in Rugby World Cup history, the game had to go into overtime, with two halves of ten minutes each.
「ラグビーワールドカップの歴史で初めて、試合は前後半それぞれ10分間の延長戦に突入せざるを得ませんでした。」
Physically and mentally the players were very tired, but Pienaar said to his teammates,
「肉体的にも精神的にも選手たちはとても疲れていましたが、ピナールはチームメイトに言いました。」
“Look around you. See those flags?
『周りを見てみろ。あの旗が見えるか?』
Play for those people. We have to do this for South Africa.”
『彼らのためにプレーしよう。南アフリカのためにやらなきゃいけないんだ。』
Six minutes before the end of the game, South Africa finally dropped a goal, which led to victory.
「試合終了の6分前、南アフリカはついにドロップゴールを決め、それが勝利に導きました。」
A TV reporter came over to Pienaar on the field and asked,
「テレビレポーターはフィールド上のピナールのもとにやって来て尋ねました。」
“What did it feel like to have 62,000 fans supporting you here in the stadium?”
『ここにいるあなたを支える62,000人のファンがスタジアムにいることはどう感じましたか?』
He replied, “We didn’t have 62,000 fans behind us. We had 43 million South Africans.”
「彼は『私たちの後ろに62,000人のファンはいませんでした。私たちには4,300万人に南アフリカの人々がいました。』と答えました。」
There were no old flags in the stadium.
「スタジアムに古い旗はありませんでした。」
Everybody ― in tears ― was waving the new national flag.
「すべての人々が、涙を浮かべて、新しい国旗を振っていました。」
ELEMENT Lesson8 Section4 重要事項の解説
To make people remember that game, the Springboks had to win it.
“make 人・もの 動詞の原形”で「人・ものに~させる」という使役の意味になります。
“remember”は「を覚えておく、思い出す」という動詞で、“that”は「その、あの」という形容詞です。
また“to”が付いているので、「不定詞の副詞的用法」にもなっていますね。
“had to 動詞の原形”は“have to 動詞の原形”の過去形で、「~しなければならなかった」という意味です。
“win”は「に勝つ」という動詞で、“it”は“that game”を指していますね。
The score at the end of the first 40 minutes was 9-6 in favor of South Africa.
“score”は「得点」という名詞で、“at the end of~”は「~の終わりに」という表現です。
“first”は「最初の、初めの」という形容詞で、“first 40 minutes”はつまり「前半」のことですね。
“in favor of~”は「~に有利で、~に賛成して」という重要表現になります。
“South Africa”は「南アフリカ共和国」ですが、今回はすべて「南アフリカ」と訳しています。
In the second half, however, the All Blacks scored, and regular play ended with the score tied at 9-9.
“second half”は「後半」という意味です。
“however”は「しかし」という意味の副詞になります。
同じ意味で“but”がありますが,こちらは接続詞なので品詞が異なります。“but”は“文A,but 文B”というように,2つの文を繋ぐ際に使います。
“文A. But 文B.”というように,“but”を文の先頭に置いて1文だけで完結させるのは原則NGとなります。
この文の“score”は「得点する」という動詞、“regular”は「通常の、定期的な」という形容詞で、“regular play”は「(試合の)前後半」といった意味ですね。
“end”は「終わる」という動詞です。
“with”は「付帯状況」を表していて、“with 名詞 分詞”の形で「名詞が~の状態で」といった意味になります。
“tie”は「と同点になる」という動詞なので、ここでは「過去分詞」になって、「得点が同点にされている状態で」といった意味合いになりますよ。
For the first time in Rugby World Cup history, the game had to go into overtime, with two halves of ten minutes each.
“for the first time”は「初めて」という表現で、“history”は「歴史」という名詞ですね。
“go into”は「~に入る」という意味で、今回は「突入する」と訳しました。“overtime”は「延長戦、残業」という名詞になります。
“with”は前置詞で「~と一緒に」と訳すことが多いですが,必ずしも後ろに人が来るわけではありません。イメージとして「~とセットで」と覚えておきましょう。
“halves”は“half”の複数形で、前半、後半のことをハーフと言うので、“two halves”で「前後半」という意味です。
また、語尾が”f,fe”で終わる名詞を複数形にするときは”f,fe”を取って”ves”をつけますよ。
knife→knives(ナイフ), leaf→leaves(葉)などがあります。
“of”は前置詞で,”A of B”の形で「BのA」というように後ろから前に訳します。
この“each”は「それぞれに」という副詞になります。
Physically and mentally the players were very tired, but Pienaar said to his teammates,
“physically”は「肉体的に、身体的に」、“mentally”は「精神的に」という副詞です。
“say to 人”で「人に言う」という意味ですね。
“Look around you. See those flags?
“look around~”は「~の周りを見る」という意味です。
“those”は“that”の複数形で,「あれらは(の)」といった意味になりますが,「それらは(の)」と訳すことが多いです。
“flag”は「旗」という名詞ですね。
Play for those people. We have to do this for South Africa.”
この“for”は「~のために」という前置詞です。
“do this”は「南アフリカの人たちのために懸命にプレーする」といった内容です。
Six minutes before the end of the game, South Africa finally dropped a goal, which led to victory.
“数字 before~”は「~の…前に」という意味です。
“of”は後ろから前に訳しましたね。
“finally”は「最終的に、ついに」という副詞で、“drop a goal”は「ドロップゴールを決める」という意味になります。
ちなみに「ドロップゴール」とは、ラグビーの試合中にボールを地面にワンバウンドさせてから蹴ってゴールを決めることです。ラグビーボールは楕円形なので、バウンドした後の跳ね方は予測しにくいため、難易度は高いです。
“which”は「主的格の関係代名詞」ですが、カンマが付いているので「非制限用法」で、“which led to victory”が先行詞である直前の文全体を修飾しています。
「非制限用法」は名詞の補足説明をしたいときに使います。訳すときはふつう前から順に訳していきますよ。
“led”は“lead(導く、道案内をする)”の過去形で、“victory”は「勝利」という名詞になりますね。
A TV reporter came over to Pienaar on the field and asked,
“reporter”は「レポーター、記者」、“field”は「フィールド、野原、分野」といった名詞で、“come over to~”は「~にやって来る」という意味ですね。
“ask”は「を尋ねる」という動詞です。
“What did it feel like to have 62,000 fans supporting you here in the stadium?”
“it”は形式主語で、真の主語は” to have”以下の内容になります。主語が長いから”it”を使っています。
“feel”は「感じる」という動詞で、“like”は「~のように」という前置詞ですね。
“support”は「を支える、支持する」といった動詞で、ここでは「現在分詞」として“supporting you here”が“62,000 fans”を修飾しています。
“stadium”は「スタジアム」という名詞です。
He replied, “We didn’t have 62,000 fans behind us. We had 43 million South Africans.”
“reply”は「と答える」という動詞です。
“behind”は「~の後ろに」という前置詞で、“million”は「100万(の)」という意味ですね。
“43 million”は43×100万をして、4,300万となりますよ。
There were no old flags in the stadium.
この文は「there構文」になっていますね。
“there are(were) no 名詞の複数形”で「~が1つもない」という意味です。
Everybody ― in tears ― was waving the new national flag.
“everybody”は「あらゆる人、誰でも」といった代名詞です。
「―」は「ダッシュ」といって,直前の語句を補足する働きがあります。「:(コロン)」や「;(セミコロン)」より少しくだけた印象になります。
“in tears”は「涙を浮かべて」という表現で、“wave”は「を振る」という動詞ですね。
また、この文は「過去進行形」になっています。
“national”は「国の」という形容詞で、“national flag”は「国旗」ですね。
ELEMENT Lesson8 Section4 まとめ
以上がELEMENT Lesson8 Section4の日本語訳となります。
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