<英文法解説>間接疑問文

文法

光村図書 中学3年生 Here We Go! Unit6-3で習う 間接疑問文の解説をしていきます!

>中3Here We Go! Unit6 Part3 本文和訳

間接疑問文とは

「間接疑問文」とは「疑問文が別の文の一部に組み込まれた文」のことです。
例えば,「彼はどこにいますか?」という文があったとして,これを英語にすると“Where is he?”となりますよね。ではこの文を「彼がどこにいるかあなたは知っていますか?」という文にしたいとします。
「あなたは~を知っていますか?」“Do you know~?”となって,今回は~の部分に先ほどの疑問文を組み込むことになります。そして疑問文を文の途中に組み込む際にルールがあります。
そのルールとは,組み込む疑問文の語順を「疑問詞+主語+動詞」に入れ替えます。
そのため今回の文章では,“Where is he?“を“Where he is”に変えます。完成した英文は,“Do you know where he is?”となります。
まずは疑問文の語順を変えないといけないというルールを頭に入れておいてください。このルールを踏まえて,疑問文でbe動詞が使われているパターン,一般動詞が使われているパターン,ひっかけ問題の3つをさらに詳しく解説していきます。

be動詞を使った間接疑問文

be動詞を使った疑問文は先ほど説明したルールを忠実に守っていけばOKです。例文で確認していきましょう。
①「私は彼女が誰か知りません。」
まず「私は~を知りません」“I don’t know~”となりますね。そして~の部分に「彼女は誰ですか?」という疑問文が入ります。つまり“Who is she?”が入ることになります。
ここで語順を「疑問詞+主語+動詞」に変えるという間接疑問文のルールを適用します。答えは“I don’t know who she is.”となります。
もう1つ例題を見ていきましょう。
➁「トムは今何時か知りたがっています。」
「トムは~を知りたがっています」“Tom wants to know~.”となり,「今何時ですか?」“What time is it now?”ですね。そして間接疑問文のルールに当てはめていきます。
答えは“Tom wants to know what time it is now.”となります。
注意してほしいのは,“What time”で1つの疑問詞として捉えることです。“what”や”which”,”whose”,”how”に関しては後ろにもう1つ単語を置いて,2語で1つの疑問詞になることができます。そのため,このセットをバラバラに分けないように気を付けてください。

一般動詞を使った間接疑問文

一般動詞を使った間接疑問文は,文を作るときに少し注意が必要です。一般動詞の疑問文の作り方を思い出してほしいのですが,文の先頭に現在形ならDo/Doesを,過去形ならDidを置くことで作れますね。そしてこの時,後ろにある一般動詞は必ず原形に戻します。しかしこれはあくまで疑問文のときのルールなので,肯定文(ふつうの文)を作るときは主語+一般動詞の現在形(過去形)という形でしたよね。
では間接疑問文のときはどうなるのかというと,語順を「疑問詞+主語+動詞」という肯定文の語順にしないといけないので,疑問文を作るときに必要だったDo/Does,Didが不要になります。その代わりに,もともと原形だった一般動詞を,主語と時制に合わせて変化させてあげます。例題を見て確認していきましょう。
①「彼らがどこでサッカーをするのかあなたは知っていますか?」
「あなたは~を知っていますか?」“Do you know~?”となって,「彼らはどこでサッカーをしますか?」“Where do they play soccer?”となります。
これらを組み合わせると“Do you know where they play soccer?”となります。
注意点は,もともとの疑問文で使われていた”do”が消える点です。
➁「私にその授業がいつ始まるのか教えてください。」
「私に~を教えてください」“Please tell me~”となり,「その授業はいつ始まりますか?」“When does the class start?”となります。これを間接疑問文にすると,“Please tell me when the class starts.”となります。
注意点はもともとの疑問文で使われていた”does”が消えて,代わりに”start”に三単現の”s”が復活する点です。
③「私は彼女が昨日何をしたか知りたいです。」
「私は~を知りたいです」“I want to know~.”となり,「彼女は昨日何をしましたか?」“What did she do yesterday?”ですね。

これを間接疑問文にすると,“I want to know what she did yesterday.”となります。
もともとの疑問文で使われていた”did”が消えて,代わりに”doが過去形の”did”に変化しています

ひっかけ問題

最後にテストでよく出るひっかけ問題を解説していきます。早速ですが以下の例題を考えてみてください。並び替え問題にしておきます。
①「私はこの箱の中に何があるか知らない。」
(know / in / I / what / this box / don’t / is).
➁「誰がこの部屋を掃除したのか私に教えてください。」
(tell / cleaned / please / who / me / this room).
並び替えられましたか?では解説していきます。
①はまず“I don’t know”が最初に来ますね。そして「この箱の中には何がありますか?」“What is in this box?”となりますね。では間接疑問文にするとどうなるのか。答えは,
“I don’t know what is in this box.”
です。今回はもともとの疑問文をそのまま組み込むだけでOKです。なぜかというと,もともとの疑問文の主語は「何が」なので”what”ですよね。つまりこの文では“what”が疑問詞であり主語でもあるということになります。1人で2つ分の役割を果たしているんです。“what is”で「疑問詞+主語+動詞」になっているので,語順は変えなくてOKです!
➁も①と同じ考え方です。「誰がこの部屋を掃除しましたか?」“Who cleaned this room?“となります。この文を組み込むわけですが,この文の主語は「誰が」なので”who”です。①の”what”と同じですね。そのため答えは,
“Please tell me who cleaned this room.”
となります。この形式の問題は最初にも述べたようにひっかけ問題としてよく出題されます。必ずもともとの疑問文の主語が何にあたるのかを考えて文章を作るようにしてください。

間接疑問文のまとめ

以上が間接疑問文の解説となります。覚えてほしい点をまとめます。
①語順が疑問詞+主語+動詞に変化する
➁一般動詞のときは動詞の形に要注意
③疑問詞が主語のときは語順が変化しない

何か分からない点や他に解説してほしい点があれば,お気軽にコメントしてください!

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