高1ELEMENT Lesson4 Section4 本文和訳

Element Lesson4

三省堂 高1ELEMENT Lesson4 Section4の本文の日本語訳と重要箇所の解説です。

Lesson4-1, 4-2, 4-3の解説はこちらからご覧ください。

>高1ELEMENT Lesson4 Section1 本文和訳

>高1ELEMENT Lesson4 Section2 本文和訳

>高1ELEMENT Lesson4 Section3 本文和訳

ELEMENT Lesson4 Section4 本文と日本語訳

Yamaguchi survived two atomic bomb attacks, but he suffered physically and mentally from the two bombings.

「山口さんは2度の原爆攻撃を生き残りましたが、2度の爆撃に身体的にも精神的にも苦しみました。」

He lost his wife and son from the after-effects of the bombing.

「彼は爆撃の後遺症で妻と息子を失いました。」

Eventually, he began to feel it was his destiny and duty to talk about his painful experiences in public.

「やがて、人前で彼の辛い経験について話すことが自分の運命であり義務であると感じるようになりました。」

He wrote books about his experiences.

「彼は自分の経験についての本を書きました。」

He appeared in a movie about survivors.

「彼は生存者に関する映画に出演しました。」

At age 90, he even gave a speech at the United Nations in New York:

「90歳で、彼はニューヨークの国際連合でスピーチをも行いました。」

“I experienced the bomb twice.

『私は2回、原爆を経験しました。』

I sincerely hope that there will be no third one.”

『3度目の原爆がないことを心から望みます。』

He also wrote a letter to then US President Barack Obama after he gave a speech in Prague in 2009 and promised to work for peace, a world without nuclear arms.

「また山口さんは、当時のアメリカ大統領であるバラク・オバマが2009年にプラハでスピーチをし、平和、そして核兵器のない世界に向けて取り組むことを約束した後、オバマに手紙を書きました。」

Yamaguchi’s letter said,

「山口さんの手紙にはこう書いてありました。」

“I was so moved by your speech in Prague.

『私はプラハでのあなたのスピーチにとても感動しました。』

I’ll also spend the rest of my life telling the world to give up nuclear arms.”

『私も残りの人生を、世界に核兵器を放棄するよう伝えて過ごしていきます。』

Yamaguchi was once asked if he felt any hope about the future.

「山口さんはかつて、未来に何か希望を感じているかどうかを尋ねられました。」

After a pause, he said,

「一瞬間をおいて、彼は言いました。」

“I have hope for the future.

『私は未来に希望を持っています。』

I believe in love and in human beings.”

『私は愛と人類を信じています。』

In his last year, he also said, “Ive done my duty.”

「晩年、彼は『私の義務は終わった。』とも言いました。」

Yamaguchi passed away quietly in Nagasaki at the age of 93.

「山口さんは93歳のときに長崎で静かに亡くなりました。」

His hope remains in us all.

「彼の希望は私たち全員の中にあります。」

ELEMENT Lesson4 Section4 重要事項の解説

Yamaguchi survived two atomic bomb attacks, but he suffered physically and mentally from the two bombings.

“survive”「を生き残る」という動詞で、“atomic”「原子力の」という形容詞、“bomb”「爆弾」“attack”「攻撃」という名詞です。

“suffer”「苦しむ」という動詞で、“suffer from~”「~に苦しむ」という重要表現ですね。

“physically”「身体的に」“mentally”「精神的に」という副詞になります。

He lost his wife and son from the after-effects of the bombing.

“lost”“lose(を失う)”の過去形で、“wife”「妻」“son”「息子」という名詞ですね。

“after-effects”「後遺症」“bombing”「爆撃」という名詞です。

“of”は前置詞で,”A of B”の形で「BのA」というように後ろから前に訳します。

Eventually, he began to feel it was his destiny and duty to talk about his painful experiences in public.

“eventually”「結局、やがて、ついに」といった副詞です。

“began”“begin(を始める)”の過去形、“feel”「を感じる」という動詞で、後ろには「接続詞that」がありますね。

また、“to feel”「不定詞の名詞的用法」になっています。

“it”は形式主語で、真の主語は“to talk about~”の部分ですね。

“destiny”「運命」“duty”「義務、務め」“experience”「経験、体験」という名詞で、“painful”「辛い、痛い」という形容詞、“in public”「人前で、公衆の面前で」という表現になります。

He appeared in a movie about survivors.

“appear”「現れる、出演する」という動詞で、“survivor”「生存者」という名詞になります。

At age 90, he even gave a speech at the United Nations in New York:

“at age 数字”「~歳で」という表現ですね。

“even”「~さえ」という強調を表す副詞で、“give a speech”「スピーチ(演説)をする」という意味になります。

“the United Nations”「国際連合」という名詞です。

“I experienced the bomb twice.

“experience”「を経験する、体験する」という動詞で、“twice”「2回」という副詞ですね。

“the bomb”「原子爆弾」という意味になります。

I sincerely hope that there will be no third one.”

“sincerely”「心から、誠実に」という副詞です。

“hope”「を望む」という動詞で、後ろには「接続詞that」がありますね。

また「there構文」も使われていて、“no 名詞”「名詞がない」という否定の意味になります。

“third”「3番(回)目の」という形容詞です。

“one”代名詞で,直前に出てきた名詞と同じ種類のものを指します。今回でいうと「原子爆弾」ですね。

間違えやすいのが“it”との違いで,“it”は直前に出てきた名詞そのものを指します。例文で確認しましょう。

I lost my pen. Do you have it?

「私はペンを失くしました。あなたはそれ(私のペン)を持っていますか」

この”it”は私が失くした”my pen”そのものを指しています。

I lost my pen. Do you have one?

「私はペンを失くしました。あなたはペン(ペンなら何でもOK)を持っていますか」

この”one”はペンすべてを指すので,”my pen”を指しているわけではありません。「ペンを失くしたので,代わりのペンは持っていますか(借りていいですか)」というニュアンスになるということです。

He also wrote a letter to then US President Barack Obama after he gave a speech in Prague in 2009 and promised to work for peace, a world without nuclear arms.

“also”「また,さらに」といった副詞で,付け加える役割があります。色々な文で使うので必ず覚えましょう!

“then”「当時の、その時の」という形容詞で、“US President”「アメリカ大統領」になります。

“after”「~の後で」という接続詞ですね。

“he”“Barack Obama”を指していて、“Prague”はチェコの首都「プラハ」です。

“promise to 動詞の原形”「~することを約束する」という意味で、“work”「働く、取り組む」という動詞になります。

“peace”「平和」“nuclear arm”「核兵器」という名詞で、“without”「~なしで、~のない」といった前置詞ですね。

Yamaguchi’s letter said,

名詞に‘sを付けると「~の」という所有を表します。

直前の名詞が複数形のときは” teachers “のようにアポストロフィーだけを最後に付けます。

“say”は主語が手紙や新聞などのときにも使えますよ!そのときは「~と書いてある」と訳します。

“I was so moved by your speech in Prague.

“move”「を動かす、感動させる」という動詞で、ここでは「受動態」になっていますね。

“so”「とても」という副詞です。

I’ll also spend the rest of my life telling the world to give up nuclear arms.”

“spend”「を過ごす・費やすという動詞で、“spend 時間 -ing”「~して時間を過ごす」という意味になります。

“rest”「残り」“life”「人生、生活、命」といった名詞ですね。“the rest of~”「残りの~」という表現です。

“tell 名詞 to 動詞の原形”「名詞に~するよう伝える、言う」という重要表現ですね。

“give up”「を諦める、放棄する」といった意味になります。

Yamaguchi was once asked if he felt any hope about the future.

“once”「かつて」という副詞で、“ask”「を尋ねる」という動詞ですね。ここでは「受動態」になっています。

この“if”「~かどうか」という意味の接続詞です。「もし~」ではないので要注意です!

“felt”“feel”の過去形で、後ろには「接続詞that」が省略されていますね。

“any”「何か、いくつか」という形容詞で、この意味の場合はふつう疑問文で使いますが、「if節」中であれば肯定文でも使うことができます。

また、「接続詞that」の前の動詞が過去形の場合は時制の一致といって、“that”以下の動詞も過去形または過去完了形にしなければいけません。

After a pause, he said,

“after a pause”「一瞬間をおいて、一呼吸おいて」という表現になります。

“pasue”「中断、中止」という名詞ですね。ゲームでよく「ポーズ」という言葉を目にすると思います。

“I have hope for the future.

この“hope”「希望、望み」という名詞ですね。

I believe in love and in human beings.”

“believe”「を信じる」という動詞で、“believe in~”「~を信じる」となります。

違いとしては、“believe”だけだと単純に「信じる」というニュアンスで、“believe in”だと「(存在・能力・可能性などを)信じる」というニュアンスになります。

“love”「愛、愛情」“human beings”「人類」という名詞です。“human beings”はふつう複数形で書きますよ。

In his last year, he also said, “Ive done my duty.”

“one’s last year”「晩年」といった意味になります。

“have done~”「~が終わった、完了した」といった意味で、会話でよく使う表現です。

Yamaguchi passed away quietly in Nagasaki at the age of 93.

“pass away”「死ぬ、去る」といった意味です。

“quietly”「静かに」という副詞ですね。

His hope remains in us all.

ELEMENT Lesson4 Section4 まとめ

以上がELEMENT Lesson4 Section4の日本語訳となります。

「接続詞」などの使い方をしっかり確認しておきましょう!

>高1ELEMENT Lesson4 Section1 本文和訳

>高1ELEMENT Lesson4 Section2 本文和訳

>高1ELEMENT Lesson4 Section3 本文和訳

何か分からない点や他に解説してほしい点があれば,お気軽にコメントしてください!

Element Lesson4高1 ELEMENT
その他の記事はこちら!
SNSのフォローもお願いします!

コメント