【効率の良い勉強法】現役塾講師が解説!答え合わせのやり方

勉強法

学生さんにしても,社会人の方にしても,日々何かしら勉強しないといけないことがあると思います。学校の勉強や資格の勉強など様々ですね。そして皆さんが勉強をする理由は,自分のスキルアップのためだと思います。

学生であれば成績を上げて良い高校や大学に進学すること,社会人であれば昇進のための資格取得などになりますね。でも,「勉強はしているけどなかなか成果に繋がらない…」ということもあるかと思います。

そこで今回は,勉強した内容をしっかり定着させて成果に繋げるための,正しい答え合わせのしかたを2つ紹介していきます!

ぜひ最後まで読んでいただいて,日々の勉強を実りあるものに変えていきましょう!

答え合わせのやり方

「何を今さらそんなこと」と思う方がいるかもしれませんが,意外とこの答え合わせがちゃんと出来てない人が多いんです。

私は塾で講師をやっていた経験もあるのですが,ただ丸付けをして終わりだったり,正解を赤ペンで書いて終わりだったり…こういった答え合わせをしている方が一定数います。

勉強とは,間違えた問題を次出来るようにすることですよね?これでは〇か×かが分かっただけで,何故それが答えになるのかは全く解決していません。

この状態で先に進んでも,ただ問題を解いているだけで成長することはできませんね。

そのため正しく答え合わせをして,正しく解き直しをする必要があります。

では具体的にどうやるのか。その方法を2つ解説していきます!

答え合わせのタイミング

まず答え合わせのタイミングです。皆さんは問題を解いた後,どのタイミングで答え合わせをしますか?ふだんの勉強を振り返ってみましょう。

ではどのタイミングですべきかというと,1ページ分の問題を解き終えた後です。

時々3ページ,4ページと問題を解いてからまとめて答え合わせをする人がいますが,このやり方はオススメできません。

理由は2つあって,1つは最初の方に解いた問題はどう考えたのか忘れてしまいがち,もう1つはまとめて答え合わせすると,途中で飽きて雑になりがちだからです。

1つ目の理由について,答え合わせは,自分の考え方と正しい考え方の何が違かったのかを明らかにすることが目的です。その違いを理解することで,次の勉強に活かされるわけです。

でも複数ページ解いた後にまとめて答え合わせをすると,最初の方に解いた問題は自分がどう考えたのか,あやふやになってしまうことが多いです。

その結果,解答と自分の考え方との違いが分からず,次も同じような間違いをしてしまう可能性が高くなります。

では2つ目の理由ですが,これはシンプルに答え合わせをする量が多くて,途中で疲れて丁寧に答え合わせしなくなるということです。

最初の方こそ解説をじっくり読んでいたものの,途中からは〇か×かだけ判断するようになったり,何となく解説を読んで理解した気になったりしてしまいがちです。

これらの点を踏まえて,答え合わせは多くても1ページ分を解いた後にすぐ行うべきです。そうすれば1問1問にしっかりと時間をかけて,丁寧に取り組むことができますよね。

また,仮にこの答え合わせで思っていた以上に時間がかかってしまっても大丈夫です。それだけ丁寧に答え合わせをしているのですから,そこで学んだことは必ず今後の学習に活きてきます。

ただ問題をたくさん解いて量だけをこなすのではなく,問題数は少なくても1問をしっかりと理解して次に繋げる,質の高い勉強を心がけましょう!

解き直しのやり方

ここまでどのタイミングで答え合わせをした方がいいのか,について話してきました。

では次は,答え合わせをしてからの正しい直しのやり方についてです。

直しのポイントは,何故それが答えになるのかを他人に説明できる状態にすることです。

他人に説明するには,自分が正確に理解できていないと出来ないですよね?なので,どうやって説明するかという視点で取り組むと,しっかり理解できて記憶にも定着しやすいです。

これは樺沢紫苑さんの著書『学び効率が最大化するインプット大全』で詳しく解説されています。紹介記事をUPしているのでぜひご覧ください!学習効率が格段に上がりますよ!

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例えば選択肢の問題だったら,なぜ他の選択肢は答えにならないのかまでチェックします。すべての選択肢について理由をきちんと言えれば,それは正しく理解できているということになります。

記述問題であれば,なぜそのような方法で考えるのか,どういった背景があるからそう考えられるのかなど,解答の周辺知識まで確認しま。ここまでしっかり説明できるようになれば理解できていますね。

また,自分が間違えた理由や解説を読んで新しく知った情報は,必ずノートなどにまとめておくことです

解説を読んだだけでは納得したつもりになっていることが多いので,何かにまとめて,それを定期的に見直すようにしましょう。

答え合わせのやり方 まとめ

以上が正しい答え合わせのやり方になります。もう一度おさらいしておきましょう。

1.答え合わせは1ページごとに行う

2.直しは他人に説明する意識で行う

せっかく勉強しているのだから、その分しっかりと知識として定着させたいものですよね。

答え合わせのやり方1つで学習効率は大きく変わります。

今回紹介した2つの点を意識してスキルアップしていきましょう!

何か分からない点や他に解説してほしい点があれば,お気軽にコメントしてください!

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