中学1年生の英語で意外とつまづきやすいのが「代名詞の使い分け」です。
「人称代名詞」の表は覚えましたか?
まだ覚えていないという方は、何度も音読してリズムで覚えていきましょう!
今回は、「人称代名詞」の使い分けの練習問題を作成しました。
主格・所有格・目的格・所有代名詞はそれぞれどういうときに使うのか、正しく理解できていますか?
練習問題で確認していきましょう。
代名詞の使い分け 練習問題
代名詞の使い分け かんたん解説
簡単にですが、主格・所有格・目的格・所有代名詞の使い分けを解説します。
基本的には日本語の意味を考えて、以下のように、どの日本語訳になるかで判断してあげます。
「~は・が」→主格
「~の」→所有格
「~を・に」→目的格
「~のもの」→所有代名詞
ただ、これだけでは判断ができない場合があるので、そのパターンを解説します。
所有格と所有代名詞の区別
所有格と所有代名詞は、日本語訳だけで判断するとまちがえやすいので要注意です。
たとえば、「このペンは私のです。」という文を英語に直してみましょう。
“This pen is my.”と書いてしまったら不正解ですよ。
正しくは、“This pen is mine.”です。
所有格は、かならず後ろに名詞を置いてセットで使わないといけません。
だから、さきほどの“my”のように、所有格1語だけで使うことは絶対にありません。
反対に所有代名詞は、所有格+名詞を1語で表したものです。そのため所有代名詞は絶対に1語で使います。
さきほどの例文でいうと、“my pen”を“mine”という所有代名詞に書き換えているわけです。
また、所有代名詞は基本的には文の最後に置いてあげることが多いです。
目的格の使い方
目的格も正しい使い方があやふやになる人が多いです。
そもそも目的格というのは、目的語の位置に置くときに使うものです。
目的語とは、英語でいう動詞の後ろにある語のことですね。日本語にすると「~を・に」という訳になることが多いです。
たとえば“I study English.”だと、“English”が“study”の目的語ということになります。
ただ、気をつけてほしいのが、目的格は動詞の後ろに置くときに使うだけではありません。
前置詞の後ろに置くときも目的格にしてあげます。
前置詞は、in, on, at, to, with, for, from…などたくさんあります。色々な英文に触れて覚えていきましょう。
では「私は彼と一緒に英語を勉強する。」という英文を考えてみましょう。
最初はさっきと同じく“I study English”で、この後ろに「彼と一緒に」をくっつけます。
「~と一緒に」は前置詞“with”です。そして前置詞とのセットなので、代名詞は目的格の“him”を使います。
“I study English with him.”が答えとなります。
また、ここでもう1つ気をつけてほしいのが、目的格にするのはあくまで「前置詞+代名詞1語」の場合です。
「私は彼の兄と一緒に英語を勉強する。」という英文にするときは、“I study English with his brother.”です!
“with him brother”とはなりません。繰り返しになりますが、「前置詞+代名詞1語」のときに代名詞を目的格にしますよ。
まとめ
この練習問題は中学1年生用ではありますが,代名詞の使い分けが自信ないという方は,ぜひ挑戦してみるといいと思います。
すべてに根拠を持って答えられるようになって初めて「理解」したと言えます。
代名詞の使い分けも英語の基礎です。基礎がおろそかだと,この後にいくら他の文法を勉強してもなかなか身につきませんよ!
また,『こんな練習問題が欲しい』という要望があれば,問い合わせフォームから遠慮なくご連絡ください!
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