三省堂 高1ELEMENT Lesson5 Section1の本文の日本語訳と重要箇所の解説です。
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Nobody’s Perfect
「完璧な人はいない」
On June 2, 2010, baseball fans in Comerica Park, the home stadium of the Detroit Tigers, were going completely crazy.
「2010年6月2日、デトロイト・タイガースのホームスタジアムであるコメリカ・パークの野球ファンは完全に熱狂していました。」
They were cheering, waving, and jumping up and down.
「彼らは応援したり、手を振ったり、飛び跳ねたりしていました。」
They were watching a historic moment in Major League Baseball.
「彼らはメジャーリーグでの歴史的瞬間を見ていました。」
The Detroit Tigers’ Pitcher, Armando Calarraga, was one out away from a “perfect game” against the Cleveland Indians.
「デロイト・タイガースのピッチャー、アルマンド・ガララーガはクリーブランド・インディアンズに対してあと1アウトで『完全試合』でした。」
Pitching a perfect game―a game in which a pitcher allows no hits, no runs, and no opposing batter to reach first base―is what every pitcher dreams of.
「ピッチャーが1度もヒットを打たせず、得点させず、そして敵のバッターに1塁に行かせないという完全試合を達成することは、すべてのピッチャーが夢見ることです。」
In the 134-year history of Major League Baseball, only 20 pitchers had thrown official perfect games.
「メジャーリーグの134年の歴史の中で、20人のピッチャーしか公式戦で完全試合を投げたことがありませんでした。」
It was the best game Galarraga had ever pitched, but he was not finished.
「それはガララーガが今まで投げてきた中でベストの試合でしたが、終わってはいませんでした。」
There was still one more Cleveland batter he had to face.
「彼が立ち向かわなければならないクリーブランドのバッターがまだもう1人いました。」
“nobody”は「誰も~ない、1人も~ない」という代名詞です。
“perfect”は「完璧な、完全な」という形容詞ですね。
日付を表現するときは“on”を使います。「~年」や「~月」だけなら“in”ですね。
“home”は「本拠地の、ホームの」という形容詞、“stadium”は「スタジアム」という名詞です。
“Comerica Park”と“the home stadium”は「同格語」になります。“名詞,名詞”の並びは「同格語」の可能性が高いですよ!
“of”は前置詞で,”A of B”の形で「BのA」というように後ろから前に訳します。
“go crazy”は「夢中になる、熱狂する」といった表現で、ここでは「過去進行形」になっていますね。
“completely”は「完全に、まったく」といった副詞になります。
この文も「過去進行形」になっていますね。“They”は“baseball fans in Comerica Park”を指しています。
“cheer”は「応援する」、“wave”は「手を振る」という動詞、“jump up and down”は「飛び跳ねる」という意味です
この文も「過去進行形」になっていますね。“They”は“baseball fans in Comerica Park”を指しています。
“historic”は「歴史上の」という形容詞、“moment”は「瞬間」という名詞です。
“Major League Baseball”は「メジャーリーグ」ですね。
名詞に‘sを付けると「~の」という所有を表します。
直前の名詞が複数形のときは” teachers‘ “のようにアポストロフィーだけを最後に付けます。
“pitcher”は「ピッチャー、投手」という名詞ですね。
“The Detroit Tigers’ Pitcher”と“Armando Calarraga”は「同格語」になります。
“one out”は「1アウトで」という意味で、“away from~”は「~から離れて」という表現、“perfect game”は「完全試合」という名詞です。
“one out away from a “perfect game” “はつまり「完全試合まであと1アウト」ということになります。
“against”は「~に対して、反対して」といった前置詞です。
“pitch”は「(野球で)を投げる」という動詞で、“pitch a perfect game“は「完全試合を達成する」という表現です。ここでは「動名詞」になっていますね。
「―」は「ダッシュ」といって,直前の語句を補足する働きがあります。「:(コロン)」や「;(セミコロン)」より少しくだけた印象になります。
“which”は「目的格の関係代名詞」で、“in which a pitcher allows no hits, no runs, and no opposing batter to reach first base”が先行詞“a game”を修飾しています。
今回は前置詞”in”が関係代名詞の前に付いていますね。
“allow”は「を許す」という動詞で、“no 名詞の複数形”は「1人(1つ)も~ない」という否定を表す表現です。
“hit”は「(野球の)ヒット」、“run”は「(野球の)得点」という名詞になります。
“opposing”は「敵対する、対立する」という形容詞で、“batter”は「バッター、打者」、“first base”は「1塁」という名詞、“reach”は「に到達する、届く」といった動詞ですね。
“allow 人 to 動詞の原形”は「人が~するのを許す」という重要表現です。
“what”は「関係代名詞」で,“what”1語で“the thing(s) that~(~ということ・もの)”という意味を持ちます。今回は「目的格の関係代名詞」ですね。
“every”は後ろに名詞の単数形を置いて「すべての名詞」という意味になる形容詞です。
“dream of~”は「~を夢見る」という意味で、“of”の目的語が“what”ということですね。
“数字 – 単位”で1つの形容詞をつくることができます。このとき「単位」は単数形にします。
“history”は「歴史」という名詞で、“only”は「たった~しか、~だけ」といった副詞になります。
“thrown”は“throw(を投げる)”の過去分詞形で、ここでは「過去完了形」になっていますね。
当時の2010年までの134年間で、完全試合を達成した人は20人しかいなかったという意味です。
“official”は「公式の」という形容詞で、“thrown official perfect games”で「公式戦で完全試合を投げた」という訳にしました。
“It”はガララーガがこのとき投げている試合を指していますね。
“best”は“good”の「最上級」です。
また、“Galarraga”の前には「目的格の関係代名詞」の“that”が省略されています。
“Galarraga had ever pitched”が先行詞“the best game”を修飾していて、さらに「過去完了形」にもなっていますね。
ちなみに先行詞に「最上級」が付いている場合は“that”を使いますよ。
“ever”は「今までに」という副詞で、“finish”は「終わった、仕上がった」といった形容詞になります。
この文は「there構文」になっていますね。
“still”は「まだ、いまだに」という副詞で、“one more”は「もう1人(1つ)の」という意味です。
また、“he”の前には「目的格の関係代名詞」の“that”が省略されています。
“he had to face”が先行詞“one more Cleveland batter”を修飾していますね。
“had to 動詞の原形”は「~しなければならなかった」という“have to”の過去形で、“face”は「に直面する、立ち向かう」といった動詞になります。
以上がELEMENT Lesson5 Section1の日本語訳となります。
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