開隆堂 高1APPLAUSE Lesson10 Section2の本文の日本語訳と重要箇所の解説です。
Lesson10-1, 10-3, 10-4の解説はこちらからご覧ください。
>高1APPLAUSE Lesson10 Section1 本文和訳
>高1APPLAUSE Lesson10 Section3 本文和訳
>高1APPLAUSE Lesson10 Section4 本文和訳
In the aftermath of the Great Hanshin Earthquake, in Hanshin and Awaji, the water supply was stopped.
「阪神淡路大震災の直後に、水の供給が止められました。」
Oda Kanetoshi waited in a long line in front of water trucks, then he saw the water in a pond nearby and thought, “I wish I could drink the pond water.”
「小田兼利さんは給水車の前の長い列で待っていて、そのときすぐ近くにある池の水を見て、『池の水を飲めたらなあ。』と思いました。」
Then he remembered one sentence of a thesis, “Poly-glutamic acid has the potential quality to purify water, and it’s found in natto.”
「それから彼は『ポリグルタミン酸は水を浄化する性質をもつ可能性があり、それは納豆で発見されている。』という、ある論文の1文を思い出しました。」
This statement lit Oda’s soul.
「この文は小田さんの心を明るくしました。」
After many trials and errors for several years, it was a water-purifying powder that he finally succeeded in developing.
「数年間のたくさんの試行錯誤の後、水を浄化する粉を、彼はついに開発することに成功しました。」
When you put one spoonful of water-purifying powder in water full of green algae, they coagulate in a flash.
「スプーン1杯の水を浄化する粉を緑の藻でいっぱいの水に入れると、藻が瞬く間に凝固します。」
It precipitates to the bottom, and clean water is left.
「それは底に沈殿して、きれいな水が残ります。」
This purified water is good to drink.
「この浄化された水は飲むのに適しています。」
“aftermath”は「(災害などの)直後、後遺症」といった名詞で、“in the aftermath of~”は「~の直後に」といった意味になります。
“supply”は「供給」という名詞で、ここでは「受動態」になっていますね。
“wait”は「待つ」という動詞で、“line”は「列、線」、“water truck”は「給水車」という名詞になります。
“in front of~”は「~の前に」という重要表現ですね。
“then”は「それから,そのとき,それでは」といった意味の副詞です。文に応じて柔軟に訳してあげてください。
“pond”は「池」という名詞、“nearby”は「すぐ近くに」という副詞です。
最後の発言内容では、「I wish 仮定法」が使われていますね。
“remember”は「を思い出す、覚えている」という動詞で、“sentence”は「文」、“thesis”は「論文」という名詞です。
“of”は前置詞で,”A of B”の形で「BのA」というように後ろから前に訳します。
“Poly-glutamic acid”は「ポリグルタミン酸」、“quality”は「質、性質」という名詞で、“potential”は「可能性のある、見込みのある」という形容詞、“purify”は「を浄化する、きれいにする」という動詞になります。
“to purify”は「不定詞の形容詞的用法」で、直前の“the potential quality”を修飾しています。
“found”は“find(を見つける、発見する)”の過去分詞形で、ここでは「受動態」になっていますね。
“it”は直前の文の内容を指しています。
“statement”は「声明、意見、文」といった名詞です。
“lit”は“light(を明るくする)”の過去形で、“soul”は「魂。心」といった名詞ですね。
名詞に‘sを付けると「~の」という所有を表します。
直前の名詞が複数形のときは” teachers‘ “のようにアポストロフィーだけを最後に付けます。
“after”は「~の後で」という前置詞で、“trial and error”は「試行錯誤」という表現になります。
“several”は「いくつかの」といった形容詞で、“for 時間”で「~間」という意味ですね。
“it was a water-purifying powder that”は「強調構文」になっています。
「強調構文」とは、強調したい箇所を”it is(was)”と”that”で挟んであげます。”that”は省略することもできます。
訳すときは、まず強調しないふつうの文章の語順を考えてあげましょう。そのうえで、強調する箇所をわかりやすく訳してあげればOKです。
今回でいうと、“he finally succeeded in developing a water-purifying powder”が本来の語順になります。
“finally”は「ついに、最終的に」という副詞、“water-purifying powder”は「水を浄化する粉」という名詞、“succeed in~”は「~に成功する」、“develop”は「を開発する、発展させる」という動詞です。
“in”は前置詞なので、“developing”は「動名詞」になっていますね。
この文では「接続詞when」が使われています。
“put A into B”は「AをBに入れる」、“one(a) spoonful of~”は「スプーン1杯の~」という意味になります。
“full of~”は「~でいっぱいの」という意味、“algae”は“alga”の複数形で「藻」という名詞です。
“full of~”のように2語以上の形容詞句の場合は、ふつう名詞の後ろに置いて修飾します(後置修飾)。
“they”は“green algae”を指しています。
“coagulate”は「凝固する」という動詞で、“in a flash”は「瞬く間に」という表現です。
“It”は「凝固したかたまり」を指していると思います。
“precipitate”は「沈殿する、凝結して降下する」という動詞で、“bottom”は「底」という名詞です。
“left”は“leave(を離れる、を残す)”の過去分詞形で、ここでは「受動態」になっていますね。
“purified”は「過去分詞」として、“water”を修飾していますね。
“be good to 動詞の原形”は「~するのに良い」という意味になります。
今回は「適している」と訳しました。
以上がAPPLAUSE Lesson10 Section2の日本語訳となります。
「強調構文」「分詞」などの文の作り方を確認しておきましょう!
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