三省堂 高2ELEMENT Lesson8-①~③の本文の日本語訳と重要箇所の解説です。
Lesson8-④~⑥, 8-⑦~⑨, 8-⑩~⑭の解説はこちらからご覧ください。
1
History allows us to see a world we generally take for granted with fresh eyes.
歴史は、私たちが普段当たり前だと思っている世界を、新鮮な目(新たな視点)で見ることを可能にしてくれます。
It also shows that innovations have brought about much wider changes in society than we might expect.
それはまた、革新が私たちが予想するよりもはるかに広範な変化を社会にもたらしたことを示しています。
Over 26 million years ago, something happened in the Libyan Desert, a part of the Sahara Desert in Northern Africa.
2600万年以上前、北アフリカのサハラ砂漠の一部であるリビア砂漠で何かが起こりました。
In the desert, intense heat of about 2,000°C melted a compound called silica in the sand over a large area of the Libyan Desert.
その砂漠では、約2000℃の強烈な熱が、リビア砂漠の広範囲にわたって砂の中のシリカと呼ばれる化合物を溶かしました。
This melted sand was what we now call glass.
この溶けた砂は、私たちが現在ガラスと呼んでいるものでした。
2
About ten thousand years ago, someone traveling through the desert stumbled across this glass.
約1万年前、砂漠を旅していた誰かが、このガラスを偶然見つけました。
It must have impressed everyone who came into contact with it, because it was used to make a brooch in the shape of a beetle.
それは、カブトムシ(スカラベ)の形をしたブローチを作るために使われたので、それに触れたすべての人に感銘を与えたに違いありません。
It lay there for four thousand years, until explorers found it in 1922 when they discovered the tomb of an Egyptian king, Tutankhamen.
それは、探検家たちが1922年にエジプト王ツタンカーメンの墓を発見した際にそれを見つけるまで、4千年間そこに横たわっていました。
3
Glass changed from decoration to advanced technology during the Roman Empire, when glassmakers figured out ways to make the material stronger and less cloudy than natural glass like that of King Tutankhamen’s beetle.
ガラスはローマ帝国の時代に、装飾品から高度な技術へと変化しました。その時、ガラス職人たちは、ツタンカーメン王のカブトムシのような天然ガラスよりも、その素材を強く、そして曇りのないものにする方法を見つけ出したのです。
Glass windows were used during this period for the first time, becoming an essential part of houses, buildings, and even tall towers.
ガラスの窓はこの時代に初めて使われ、家や建物、さらには高い塔の不可欠な一部となりました。
“allow A to do”は「Aが~するのを許す、可能にする」という重要表現です。
“generally”は「一般的に、普段」という副詞になります。
“take A for granted”は「Aを当たり前のことと思う」という非常に重要な熟語です。
ここでのAにあたる“a world”は、『目的格の関係代名詞』の省略が省略されていますが、“we generally take for granted”が修飾しています。
“fresh eyes”は「新鮮な目、新たな視点」という意味の表現です。
“innovation”は「革新、イノベーション」という名詞です。
“bring about”は「を引き起こす、もたらす」という熟語で、ここでは『現在完了形』になっています。
“wide”は「広い」という形容詞ですが、ここでは“much”を伴った『比較級』で、「(予想よりも)はるかに広い、広範な」という意味になります。
“in society”は「社会で」という意味ですね。
“expect”は「予想する、期待する」という動詞です。
“might”は「~かもしれない」という推量を表す助動詞です。“may”の過去形ですが現在形の文でも使うことが多く、“may”よりも可能性が低いです。
“over”は「~を超えて、~以上」という前置詞です。
“million”は「100万」という単位です。26 millionで「2600万」となります。
“something”は「何か」という代名詞、“happen”は「起こる、生じる」という動詞ですね。
“desert”は「砂漠」という名詞です。ちなみにアクセントは最初の「デ」にあります。(「デザート(お菓子)」は”dessert”でアクセントが後ろなので注意)
“a part of~”は「~の一部」という表現になります。
コンマ(,)は『同格』を表していて、「リビア砂漠、つまりサハラ砂漠の一部」という言い換えの説明です。
“Northern”は「北の、北部の」という形容詞ですね。
“intense”は「強烈な、激しい」という形容詞です。
“heat”は「熱」、“compound”は「化合物」という名詞ですね。
“of”は前置詞で,”A of B”の形で「BのA」というように後ろから前に訳します。
“melt”は「を溶かす」という動詞になります。
“called”は「~と呼ばれる」という『過去分詞』で、前の“compound”を修飾していますよ。
“silica”は「シリカ(二酸化ケイ素)」という物質名、“sand”は「砂」という名詞です。
“over a large area”は「広範囲にわたって」という表現になります。
“melted”は『過去分詞』で、“sand”を修飾しています。
“what we now call glass”は『関係代名詞』の“what”を使った名詞節で、“what”1語で“the thing(s) that~(~ということ・もの)”という意味を持ちます。
今回は「目的格の関係代名詞」で、「私たちが今ガラスと呼んでいるもの」と訳せます。
“call O C”(OをCと呼ぶ)の構文も使われていますね。
“traveling”は『現在分詞』で、“traveling through the desert”が“someone”を後ろから修飾しています。「砂漠を旅している誰か」となります。
“through”は「~を通り抜けて」という前置詞です。
“stumble across”は「~を偶然見つける、~に出くわす」という熟語ですよ。
1つ目の“It”、文中の“it”(with it)、そして3つ目の“it”(because it was used)は、すべて「砂漠で見つかったガラス」を指しています。
“must have 過去分詞”は「~したに違いない」という過去の強い推量を表す表現です。
“impress”は「に感銘を与える」という動詞になります。
“who”は『主格の関係代名詞』で、“who came into contact with it”が先行詞“everyone”を修飾していますね。
“come into contact with”は「~と接触する、触れる」という熟語です。
“be used to 動詞の原形”は「~するために使われる」という『受動態』と『不定詞の副詞的用法』の組み合わせになります。
“brooch”は「ブローチ」、“beetle”は「カブトムシ」という名詞です。
“in the shape of~”は「~の形をした」という表現ですね。
ここでの“It”および文中の“it”(found it)は、前文で作られた「ガラス製のカブトムシ型のブローチ」を指しています。
“there”(そこに)は、「ツタンカーメン王の墓の中」を指すことになります。
“lay”は自動詞“lie”(横たわる、置いてある)の過去形です。
“explorer”は「探検家」という名詞ですね。
“discover”は「を発見する」という動詞、“tomb”は「墓」という名詞です。
“Egyptian”は「エジプトの」という形容詞ですよ。
“the material”(その素材)は、「ガラス(人工的に作られるガラス)」を指します。
また、“that”(like that of…)は「天然ガラス(natural glass)」を指しています。「ツタンカーメン王のカブトムシ(に使われている)天然ガラス」という意味ですね。
“change from A to B”は「AからBへ変化する」という表現になります。
“decoration”は「装飾」、“advanced technology”は「高度な技術」、“Roman Empire”は「ローマ帝国」のことです。
“when”は『関係副詞』ですが、カンマが付いているので「非制限用法」で、“when glassmakers figured out ways to make the material stronger and less cloudy than natural glass like that of King Tutankhamen’s beetle”が先行詞である“the Roman Empire”を修飾しています。
「非制限用法」は名詞の補足説明をしたいときに使います。訳すときはふつう前から順に訳していきますよ。
“figure out”は「を見つけ出す、解決する」という重要熟語ですよ。
“way to make”は「作るための方法」です。
“make O C”は「OをCにする」という構文で、“the material”を“stronger and less cloudy”(より強く、より曇りのない状態)にする、と訳せます。
“cloudy”は「曇った、濁った」という形容詞です。
“this period”(この時代)は、前文に出てきた“the Roman Empire”(ローマ帝国の時代)を指していますよ。
“were used”は『受動態』で「使われた」という意味です。
“for the first time”は「初めて」という熟語になります。
“becoming”以降は『分詞構文』で、前の文を受けて「そして~になった」という結果を表しているのが特徴です。接続詞”and”と、主語の”Glass windows”が省略され、”became”がing形になっていますね。
“essential”は「不可欠な」という形容詞、“even”は「~でさえ」という強調の副詞です。
以上がELEMENT Lesson8-①~③の日本語訳となります。
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