三省堂 高2ELEMENT Lesson5-1⃣~3⃣の本文の日本語訳と重要箇所の解説です。
Lesson5-4⃣~5⃣, 5-6⃣~7⃣, 5-8⃣~9⃣の解説はこちらからご覧ください。
Predictably Irrational 「予想通りに不合理」
1⃣ I am Dan Ariely, a behavioral economist, who studies economic decision.
「私は行動経済学者のダン・アリエリーで、経済的意思決定を研究しています。」
One day while browsing the internet, I stumbled on the following advertisement in an economic magazine.
「ある日、インターネットを閲覧していると、経済雑誌に次のような広告を偶然見つけました。」
I read these offers.
「これらの広告を読んでみました。」
The first offer―an internet subscription for $59―seemed reasonable.
「59ドルのインターネット購読という1つ目のオファーは妥当に思えました。」
The second option, ―a $125 print subscription-seemed a bit expensive, but still reasonable.
「125ドルの印刷版購読という2つ目の選択肢は少し高く思えましたが、それでも妥当でした。」
Then I read the third option: a print and internet subscription for $125.
「それから125ドルの印刷版購読とインターネット購読という3つ目の選択肢を読みました。」
I read it twice before my eyes ran back to the first and second options.
「私は1つ目と2つ目の選択肢に目を戻す前に、2回それを読みました。」
2⃣ The decision between the internet-only and print-only options would take a bit of thinking.
「インターネット購読だけと印刷版購読だけという選択肢の決断には、少し考える必要があるでしょう。」
However, relative to the print-only option, the print-and-internet option looks clearly better.
「しかし、印刷版購読だけの選択肢と比べると、印刷版購読とインターネット購読という選択肢は明らかに良さそうです。」
When I gave these options to 100 college students, they chose as follows:
「これらの選択肢を100人の大学生に与えると、次のように選びました。」
(1) Internet-only subscription for $59―16 students
「59ドルでインターネット購読のみ―16人」
(2) Print-only subscription for $125―0 students
「125ドルで印刷版購読のみ―0人」
(3) Print-and-internet subscription for $125―84 students
「125ドルで印刷版購読とインターネット購読―84人」
3⃣ They all saw the advantage in the print-and-internet offer over the print-only offer.
「彼らは全員、印刷版購読のみというオファー以上に、印刷版購読とインターネット購読のオファーが優れていると思いました。」
Were they influenced by the presence of the print-only option, which I call the “decoy”?
「彼らは、私は『おとり』と呼ぶ印刷購読のみという選択肢の存在に影響されたのでしょうか?」
In other words, suppose that I removed the decoy so that the choices would be the ones seen as follows:
「つまり、選択肢が次のようになるように、おとりを取り除いたと仮定してください。」
(1) internet-only subscription for $59 and (2) print-and-internet subscription for $125.
「(1)59ドルでインターネット購読のみと、(2)125ドルで印刷版購読とインターネット購読」
“predictably”は「予想通りに」という副詞で、“irrational”は「不合理な、理不尽な」といった形容詞になります。
“Dan Ariely”と“a behavioral economist”は「同格語」になります。“名詞,名詞”の並びは「同格語」の可能性が高いですよ!
“behavioral”は「行動に関する」という形容詞、“economist”は「経済学者」という名詞です。
“who”は「主格の関係代名詞」ですが、カンマが付いているので「非制限用法」で、“who studies economic decision”が先行詞である“a behavioral economist”を修飾しています。
「非制限用法」は名詞の補足説明をしたいときに使います。訳すときはふつう前から順に訳していきますよ。
“study”は「を研究する」という動詞、“economic”は「経済の」という形容詞で、“decision”は「意思決定」という名詞になります。
“one day”は「ある日」という意味ですね。
“while”は「~する間、~しながら」といった接続詞で、続く文と主語が同じで、さらにbe動詞が使われている場合は、主語とbe動詞を省略できます。
“browse”は「を閲覧する」という動詞で、ここでは「過去進行形」になっています。
“stumble”は「よろめく、つまづく」という動詞で、“stumble on~”は「~を偶然見つける」となります。
“following”は「次の」といった形容詞で、“advertisement”は「広告」、“magazine”は「雑誌」という名詞ですね。
“these”は“this”の複数形で,「これらは(の)」といった意味になります。
“offer”は「オファー、申し出、提案」といった名詞です。
“first”は「最初の、1つ目の」という形容詞、“subscription”は「購読」という名詞ですね。
“seem”は「~のように思える」という動詞で、“reasonable”は「合理的な、妥当な」という形容詞になります。
“second”は「2つ目の」という形容詞、“option”は「選択肢」という名詞ですね。
“a bit”は「少し」という副詞表現で、“expensive”は「高価な」という形容詞、“still”は「まだ、いまだに、それでも」という副詞になります。
“then”は「それから,そのとき,それでは」といった意味の副詞です。文に応じて柔軟に訳してあげてください。
“third”は「3つ目の」という形容詞ですね。
“it”は“the third option”を指していますね。“twice”は「2回」という副詞です。
“before”は「~する前に」という接続詞で、“run back to~”は「~のもとに駆け戻る」といった意味になります。
“between A and B”は「AとBの間」という重要表現です。“only”は「~だけ」と訳せばOKです。
“would”は「~だろう」という助動詞で、ここでは“will”の過去形としてではなく、可能性の意味として使われています。
“take a bit of ‐ing”は「少し~する必要がある」という表現になります。
“however”は「しかし」という意味の副詞になります。
同じ意味で“but”がありますが,こちらは接続詞なので品詞が異なります。“but”は“文A,but 文B”というように,2つの文を繋ぐ際に使います。
“文A. But 文B.”というように,“but”を文の先頭に置いて1文だけで完結させるのは原則NGとなります。
“relative to~”は「~と比較して」という重要表現で、“look 形容詞”は「~に見える、~そうだ」という意味、“clearly”は「明らかに」という副詞、“better”は“good”の「比較級」になります。
“give 人 もの”で「人にものを与える」となって,“give もの to 人”でも同じ意味になります。
“college”は「大学」という名詞で、“they”は“100 college students”を指していますね。
“chose”は“choose(を選ぶ)”の過去形で、“as follows”は「次の通りに」という表現になります。
“They”は“100 college students”を指していますね。
“all”が主語にかかる場合は,助動詞・be動詞の後ろか一般動詞の前に置くことができます。
“advantage”は「利点、メリット」といった名詞で、“over”は「~より、~以上に」といった前置詞です。
“they”は“100 college students”を指していますね。
“influence”は「に影響を与える」という動詞で、ここでは「受動態」になっています。
“presence”は「存在」という名詞ですね。
“of”は前置詞で,”A of B”の形で「BのA」というように後ろから前に訳します。
“which”は「目的格の関係代名詞」ですが、カンマが付いているので「非制限用法」で、“which I call the “decoy””が先行詞である“the print-only option”を修飾しています。
“decoy”は「おとり」という名詞になります。
“in other words”は「言い換えれば、つまり」という重要表現です。
“suppose”は「と仮定する」という動詞で、ここでは「命令文」になっていますね。
“that”は接続詞で、“remove”は「を取り除く」という動詞です。
“so that~”は「~するために、~するように」といった接続詞表現、“choice”は「選択肢」という名詞で、“ones”も“choices”を指しています。
“seen”は「過去分詞」で、“seen as follows”が“the ones”を修飾していますね。
直訳すると「次に見られるような選択肢」となります。
以上がELEMENT Lesson5-1⃣~3⃣の日本語訳となります。
何か分からない点や他に解説してほしい点があれば,お気軽にコメントしてください!