高2ELEMENT Lesson4 Scene2 本文和訳

ELEMENT Lesson4

三省堂 高2ELEMENT Lesson4 Scene2の本文の日本語訳と重要箇所の解説です。

Lesson4-1, 4-3, 4-4の解説はこちらからご覧ください。

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ELEMENT Lesson4 Scene2 本文と日本語訳

They realized that telling parents to part with their children was a terrible task.

「彼らは、親に子どもと別れるように言うことが、とてもひどい任務だと気づきました。」

In later life Irena remembered the sad faces of Jewish mothers having to be separated from their children.

「晩年に、イレーナは、子どもと引き離されなければならなかったユダヤ人の母親たちの悲しげな顔を思い出しました。」

“We saw terrible scenes.

『私たちはひどい光景を見ました。』

Sometimes fathers agreed, but mothers didn’t.

『父親は同意しても、母親は同意しないこともありました。』

We had to leave those unfortunate families without taking their children from them.

『私たちは、そうした不運な家族の子どもたちを連れ出すことなく、その場を去らなければなりませんでした。』

I’d go back there the next day and often found that everyone had been taken to the death camps.”

『私は翌日そこに戻り、皆が死の収容所へ連れて行かれたことを知ることがよくありました。』

The fortunate children were taken out in potato bags or coffins.

「運のよい子どもたちは、ジャガイモ袋や棺に入れられて運び出されました。」

Others were buried in goods.

「他の子どもたちは、貨物の中に隠されていました。」

Separated from their parents and given new names, those children were taken to families and religious groups willing to help and risk their own lives.

「その子どもたちは親と引き離され、新しい名前を与えられると、助けることを望み、自分の命を危険にさらす覚悟のある家族や宗教団体のもとへ運ばれました。」

Older children were taught Christian prayers so that their Jewish heritage would not be noticed.

「年長の子どもたちは、ユダヤ人であることが気づかれないように、キリスト教の祈りを教えられました。」

Not wanting to lose their family records, Irena kept lists of the names of all the children she had saved.

「イレーナは家族の記録を失いたくなかったので、救ったすべての子どもたちの名前のリストを保管しました。」

She was hoping that one day she could reunite them with their families.

「彼女は、いつの日か彼らを家族と再会させることができるよう願っていました。」

ELEMENT Lesson4 Scene2 重要事項の解説

They realized that telling parents to part with their children was a terrible task.

“They”は前回の内容の“Irena’s group”を指しています。

“realize”「に気づく、を悟る、理解する」といった動詞で、後ろには接続詞“that”がありますね。

“tell 人 to 動詞の原形”「人に~するよう言う、伝える」という重要表現で、ここでは「動名詞」になっています。

“part with~”「~と別れる」という意味で、“terrible”「ひどい、不快な」といった形容詞、“task”「任務、課題」といった名詞ですね。

“become”「になる」という動詞ですね。

名詞に‘sを付けると「~の」という所有を表します。

直前の名詞が複数形など“s”で終わるときは” teachers “のようにアポストロフィーだけを最後に付けます。

In later life Irena remembered the sad faces of Jewish mothers having to be separated from their children.

“in later life”「晩年に」という表現で、“remember”「を思い出す、覚えている」という動詞、“Jewish”「ユダヤ人の」という形容詞です。

“having”は助動詞“have to”「現在分詞」の形になっていて、“having to be separated from their children”が直前の“Jewish mothers”を修飾していますね。

“separate”「を離す、分ける」といった動詞で、ここでは「受動態」になっています。

“We saw terrible scenes.

“scene”「光景、景色」という名詞ですね。

Sometimes fathers agreed, but mothers didn’t.

“sometimes”「時々」という副詞で、“agree”「同意する、賛成する」という動詞です。

“didn’t”の後ろには“agree”が省略されていますね。

We had to leave those unfortunate families without taking their children from them.

“had to”“have to”の過去形で、“leave”「出発する,去る」といった,「ある場所から離れる」というイメージを持つ動詞です。訳は文章に応じて柔軟に変えてあげましょう。

“those”“that”の複数形で,「あれらは(の)」といった意味になりますが,「それらは(の)」と訳すことが多いです。

“unfortunate”「不運な」という形容詞で、“family”は複数形の場合「世帯」を表します。

“without”「~なしで」という前置詞で、前置詞の後ろなので“taking”「動名詞」になっています。

“take”「を連れて行く、持って行く」といった動詞で、“their”“them”はどちらも“those unfortunate families”を指していますね。

I’d go back there the next day and often found that everyone had been taken to the death camps.”

“I’d”“I would”の短縮形で、この“would”「過去の短期的な習慣」を表す助動詞です。

“go back”「戻る」という意味で、“there”は直前に出てきた不運な家族のもとを指していますね。

“often”「よく、しばしば」という副詞、“found”“find(を見つける)”の過去形で、“find that~”「~と分かる、を知る」といった意味になります。

“everyone”「みんな」という代名詞で、“had been taken”「過去完了」「受動態」が組み合わさっていますね。

“death”「死」“camp”「収容所、キャンプ」という名詞です。

「死の収容所に連れて行かれた」→「そのことを知る」という時系列を明確にするために「過去完了」「大過去」の用法が使われていますよ。

また最初の“would”に戻りますが、両親が同意しないためにその場に残ってもらうしかない家族が、翌日になると収容所に連れて行かれている、という状況が過去によくあったという意味で“would”が使われているわけですね。

The fortunate children were taken out in potato bags or coffins.

“fortunate”「幸運な、運のよい」という形容詞で、“take out~”「~を持ち出す、運び出す」といった意味になります。また、ここでも「受動態」になっていますね。

“coffin”「棺」という名詞です。

Others were buried in goods.

“other”「他の人」“goods”「貨物、商品」といった名詞です。

“bury”「を埋める、隠す」という動詞で、ここも「受動態」になっています。

Separated from their parents and given new names, those children were taken to families and religious groups willing to help and risk their own lives.

“Separated from their parents and given new names,”「分詞構文」になっています。

もともとは“When those children were separated from their parents and given new names”という文で、接続詞主語be動詞省略されています。過去分詞から始まっているので「受動態」ですね。

“religious”「宗教の」という形容詞、“will”「を願う、決定する」といった動詞で、ここでは「現在分詞」として、“willing to help and risk their own lives”が直前の“families and religious groups”を修飾しています。

“risk”「を危険にさらす」といった動詞で、“own”「自身の」という形容詞、livesライブズ“life(生活,人生)の複数形で,語尾が”f,fe”で終わる名詞を複数形にするときは”f,fe”を取って”ves”をつけます。

“help and risk”には“to”が結びついていて、どちらも「不定詞の名詞的用法」になっていますね。

Older children were taught Christian prayers so that their Jewish heritage would not be noticed.

“older child”「年長の子ども、年上の子ども」くらいでOKです。この文も「受動態」ですね。

“Christian”「キリスト教の」という形容詞、“prayer”「祈り、祈る人」という名詞で、“so that 文”「~のために」という理由を表す重要表現です。

“heritage”「地位、立場、遺産」といった名詞で、ここでは「出自」という意味合いで訳しています。

この“would”は未来を表す“will”の過去形で、“notice”「に気づく」という動詞になります。この文も「受動態」ですね。

Not wanting to lose their family records, Irena kept lists of the names of all the children she had saved.

“Not wanting to lose their family records”「分詞構文」になっています。

もともとは“Because(As) Irena didn’t want to lose their family records”という文で、接続詞主語“did”省略され、動詞ing形になっています。

“lose”「を失う」という動詞で、“record”「記録」という名詞です。

“kept”“keep(を保つ、保持する)”の過去形、“of”は前置詞で,”A of B”の形で「BのA」というように後ろから前に訳します。

“she had saved”の前には「目的格の関係代名詞that」が省略されていて、“she had saved”が先行詞“all the children”を修飾していますね。

“save”「を救う、を節約する」という動詞で、ここでは「過去完了形」になっています。

時系列を明確にするために「過去完了」「大過去」の用法が使われていますよ。

She was hoping that one day she could reunite them with their families.

この文は「過去進行形」になっていますね。

“hope”「を望む、願う」という動詞で、後ろには接続詞“that”が付いています。

“one day”「いつか、ある日」という意味で、“could”は助動詞“can”の過去形、“reunite”「を再会させる、仲直りさせる」といった動詞で、“reunite A with B”「AをBと再会させる」となります。

“them”“all the children she had saved”を指していますね。

ELEMENT Lesson4 Scene2 まとめ

以上がELEMENT Lesson4 Scene2の日本語訳となります。

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