桐原書店 高1Heartening Lesson9 Section2の本文の日本語訳と重要箇所の解説です。
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- Heartening Lesson9 Section2 本文と日本語訳
- Heartening Lesson9 Section2 重要事項の解説
- How exactly do trees share nutrients through this network of fungi?
- In this system, the oldest, tallest trees called “mother trees” play an important role.
- Mother trees receive the most sunlight, and for that reason they produce more nutrients than they need.
- So they supply their excess nutrients to younger trees through the network.
- In this way, mother trees help younger trees grow.
- What is more amazing is that mother trees identify and “nurture” their own seedlings, young plants grown from seeds.
- Dr. Suzanne Simard, a Canadian ecologist, conducted an experiment with a fir tree and two groups of seedlings: its own seedlings and unrelated ones.
- She found that the mother tree supplied more nutrients to its own seedlings than to the unrelated ones.
- In addition, it gave its own seedlings room to extend their roots by limiting the growth of its own roots.
- Thus, trees seem to care for their “children” in the same way as animals do.
- Heartening Lesson9 Section2 まとめ
Heartening Lesson9 Section2 本文と日本語訳
How exactly do trees share nutrients through this network of fungi?
「具体的にどうやって、木々はこの菌類のネットワークを通じて栄養分を共有するのでしょうか?」
In this system, the oldest, tallest trees called “mother trees” play an important role.
「このシステムでは、『母の木』と呼ばれる最も古く、高い木が重要な役割を果たします。」
Mother trees receive the most sunlight, and for that reason they produce more nutrients than they need.
「母の木は最も多くの太陽光を浴び、そしてそのため母の木は自身が必要とする以上の栄養分を作り出します。」
So they supply their excess nutrients to younger trees through the network.
「そこで母の木はネットワークを通じて、余分な栄養分をより若い木々に供給します。」
In this way, mother trees help younger trees grow.
「このように、母の木は若い木々が成長するのを助けます。」
What is more amazing is that mother trees identify and “nurture” their own seedlings, young plants grown from seeds.
「さらに驚くべきことは、母の木は自分の実生という種から成長した若木を特定し、育てます。」
Dr. Suzanne Simard, a Canadian ecologist, conducted an experiment with a fir tree and two groups of seedlings: its own seedlings and unrelated ones.
「カナダの生態学者であるスザンヌ・シマール博士はモミの木と実生の2つのグループ(モミの木の実生と無関係の実生)の実験を行いました。」
She found that the mother tree supplied more nutrients to its own seedlings than to the unrelated ones.
「彼女は、母の木は無関係の実生より自身の実生に多くの栄養分を供給することを発見しました。」
In addition, it gave its own seedlings room to extend their roots by limiting the growth of its own roots.
「さらに、母の木は自分の根の成長を制限することによって、自身の実生に根を伸ばすための余地を与えてました。」
Thus, trees seem to care for their “children” in the same way as animals do.
「このように、木々は動物がするのと同じように『子どもたち』の世話をしているように見えます。」
Heartening Lesson9 Section2 重要事項の解説
How exactly do trees share nutrients through this network of fungi?
“how exactly~?”は「具体的にどうやって~」という意味です。
“share”は「を共有する、分け与える」という動詞、“nutrient”は「栄養分」、“network“は「ネットワーク」という名詞ですね。
“fungi”は“fungus(菌類)”の複数形、“through”は「を通じて」という前置詞になります。
“of”は前置詞で,”A of B”の形で「BのA」というように後ろから前に訳します。
In this system, the oldest, tallest trees called “mother trees” play an important role.
“system”は「システム、体系」という名詞です。
“oldest”と“tallest”は「最上級」になっていて、“called”は「過去分詞」として” called “mother trees” “が“the oldest, tallest trees”を修飾していますね。
“play an important role”は「重要な役割を果たす」という意味になります。
Mother trees receive the most sunlight, and for that reason they produce more nutrients than they need.
“receive”は「を受け取る」という動詞です。今回は「浴びる」と訳しました。
“most”は“much(たくさんの)”の「最上級」で、“sunlight”は「日光」という名詞になります。
“for that reason”は「そのため、それが理由で」という表現で、“they”は“Mother trees”を指していますね。
“produce”は「を作り出す、生成する」といった動詞で、“more”は“many”の「比較級」になっています。
“need”は「を必要とする」という動詞ですね。
So they supply their excess nutrients to younger trees through the network.
“so”は「そこで、だから」といった副詞で、“they”と“their”は“Mother trees”を指しています。
“supply”は「を供給する」という動詞で、“excess”は「余分な、過剰な」という形容詞です。
“younger”は「比較級」になっていますね。
In this way, mother trees help younger trees grow.
“in this way”は「このように」という表現ですね。
“help 名詞 動詞の原形”で「名詞が~するのを手伝う・助ける」という重要表現です。
“grow”は「成長する、育つ」という動詞になります。
What is more amazing is that mother trees identify and “nurture” their own seedlings, young plants grown from seeds.
“what”は「関係代名詞」で,“what”1語で“the thing(s) that~(~ということ・もの)”という意味を持ちます。今回は「主格の関係代名詞」ですね。
“amazing”は「驚くほどの、素晴らしい」という形容詞で、ここも「比較級」になっています。
“that”は接続詞で、この文のようにbe動詞の後ろに置いて補語として使うこともできます。
“identify”は「を特定する、確認する」、“nurture”は「を育てる、養育する」という動詞で、“own”は「自身の」という形容詞、“seedling”は「実生、苗」といった名詞になります。
“their”は“Mother trees”を指していますね。
“their own seedlings”と“young plants grown from seeds”は「同格語」になります。“名詞,名詞”の並びは「同格語」の可能性が高いですよ!
“young plant”は「若木」という名詞、“grown”は“grow”の「過去分詞」で、“grown from seeds”が“young plants”を修飾しています。
“seed”は「種」という名詞になります。
Dr. Suzanne Simard, a Canadian ecologist, conducted an experiment with a fir tree and two groups of seedlings: its own seedlings and unrelated ones.
“Dr. Suzanne Simard”と“a Canadian ecologist”も「同格語」になります。
“ecologist”は「生態学者」という名詞で、“conduct”は「を行う、導く」という動詞です。
“experiment”は「実験」という名詞で、“experiment with~”で「~を用いた実験」となります。“fir tree”は「モミの木」ですね。
「:」は「コロン」といって,意味としては「イコール」になります。
“its”は“fir tree”を指していて、“unrelated”は「無関係の」という形容詞、“ones”は“seedlings”を指しています。
つまり“two groups of seedlings”が“its own seedlings and unrelated ones”ということですね。
She found that the mother tree supplied more nutrients to its own seedlings than to the unrelated ones.
“found”は“find(を見つける、だと分かる)”の過去形で、後ろには「接続詞that」がありますね。
この“more”も“many”の「比較級」になっています。
“its”は“the mother tree”を、“ones”は“seedlings”を指していますね。
In addition, it gave its own seedlings room to extend their roots by limiting the growth of its own roots.
“in addition”は「さらに、その上」という表現になります。
“it”と“its”は“the mother tree”を指していますね。
“give 人 もの”で「人にものを与える」となって,“give もの to 人”でも同じ意味になります。
ここでは“its own seedlings”が「人」、“room”が「もの」にあたります。“room”は「余地、可能性」といった不可算名詞です。
“extend”は「を伸ばす、延長する」という動詞、“root”は「根」という名詞で、“to extend”は「不定詞の形容詞的用法」として“to extend their roots”が“room”を修飾していますね。
“by”は「~によって」という手段・方法を表す前置詞です。他にも色々な意味があるので以下にまとめます。
1.受動態とセットで「~によって」
2.”by+乗り物”で「交通手段」
3.「~までに」という期限
4.「~のそばに」という場所を表す
“limit”は「を制限する」という動詞で、前置詞の後ろなので「動名詞」になっています。
“growth”は「成長」という名詞で、“of”は後ろから前に訳しましたね。
Thus, trees seem to care for their “children” in the same way as animals do.
“thus”は「このように、したがって」といった副詞です。
“seem”は「に見える、思われる」という動詞で、“seem to 動詞の原形”で「~するようだ、~するように見える」となります。
“care for~”は「~の世話をする、~を大事にする」という意味で、“their”は“trees”を指していますね。
“in the same way as~”は「~と同じように」という表現になります。
この“as”は「目的格の関係代名詞」で、“as animals do”が先行詞“the same way”を修飾しています。
先行詞に”the same”が付いているときは、「関係代名詞as」を使って修飾しますよ。
最後の“do”は” seem to care for their “children” “を指しています。
Heartening Lesson9 Section2 まとめ
以上がHeartening Lesson9 Section2の日本語訳となります。
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