【中学2年生向け】徒然草「序段/仁和寺にある法師」 練習問題

古文

中学生の古典学習で必ず登場する兼好法師の『徒然草』のうち、作品の冒頭である序段「つれづれなるままに、日暮らし硯に向かひて…」と、「仁和寺にある法師」に関する練習問題を作成しました。

古語の意味や内容読解など、様々な問題を用意しました。定期テスト本番で高得点を目指すための実力試しとして、ぜひ繰り返しチャレンジしてみてくださいね。

問題と解答は以下からPDFで印刷できます。

【中学2年生向け】徒然草「序段/仁和寺にある法師」 練習問題

大問1:以下の【徒然草の序段】を読んで、次の問いに応えなさい。

【徒然草の序段】

つれづれなるままに、日暮らし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

問題

(1) 「つれづれなるままに」の現代語訳を簡潔に書きなさい。

(2) 「日暮らし」の現代語訳として最も適切なものを、ア〜エから選びなさい。
ア.毎日 イ.日が沈むまで ウ.一日中 エ.日々の生活

(3) 「よしなしごと」の意味として最も適切なものを、ア〜エから選びなさい。
ア.良いことと悪いこと
イ.たわいもないこと(とり止めのないこと)
ウ.理由のある大切なこと
エ.決してやってはいけないこと

(4) 「そこはかとなく」の意味として最も適切なものを、ア〜エから選びなさい。
ア.まとまりもなく(これといった理由もなく)
イ.文字が入りきらないほど
ウ.隠すこともなく
エ.読めないくらい乱雑に

(5)「あやしうこそものぐるほしけれ」の意味として最も適切なものを、ア〜エから選びなさい。
ア.不思議なほど恐ろしくなって、気味が悪くなる。
イ.あきれるほど(不思議なほど)心が乱れて、気分が高ぶってくる。
ウ.怪しい人物を見かけて、どうしたらいいか分からなくなる。
エ.わけもなく悲しくなって、涙が止まらなくなる。

大問2:以下の【仁和寺にある法師】を読んで、次の問いに応えなさい。

【仁和寺にある法師】

仁和寺にある法師、年寄るまで、石清水を拝まざりければ、心うく覚えて、あるとき思ひ立ちて、ただ一人、かちより詣でけり。 極楽寺・高良などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。 さて、かたへの人にあひて、「年ごろ思ひつること、果たしはべりぬ。聞きしにもすぎて、尊くこそおはしけれ。そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、なにごとかありけん、ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意なれと思ひて、山までは見ず。」とぞ言ひける。 少しのことにも、先達はあらまほしきことなり。

問題1

(6) 『徒然草』の作者名を漢字で答えなさい。

(7) 『徒然草』のジャンルを答えなさい。

(8) 「思ひ立ちて」を現代仮名遣いに直してひらがなで答えなさい。

(9) 「かたへ」を現代仮名遣いに直してひらがなで答えなさい。

(10) 「言ひける」を現代仮名遣いに直してひらがなで答えなさい。

問題2

次の(11)〜(14)の古語の現代語訳として最も適切なものを、ア〜エからそれぞれ選びなさい。

(11) 心うく
ア.心が浮き立って イ.残念に ウ.不思議に エ.楽しみに

(12) 年ごろ
ア.ちょうど良い年齢で イ.ここ数ヶ月の間 ウ.長年 エ.年をとってから

(13) ゆかしかり
ア.知りたい(見たい)と思った イ.行きたかった ウ.不吉だと思った エ.奥深く感じられた

(14) あらまほしき
ア.なくても困らない イ.あってほしい ウ.実在している エ.あやしい

問題3

(15) 法師が長年参詣したいと願っていた目的地の名前を、本文中から抜き出して答えなさい。

(16) 法師は自分の目的地に到着した際、具体的にどのような行動をとりましたか。本文中の言葉を使って簡潔に書きなさい。

(17) 法師が「これだけだ」と思い込んで帰ってしまった直接の原因は何か。簡潔に説明しなさい。

(18) 参拝を終えた法師に対して、参拝客たちが山へ登っていく様子を見た法師は、どのように解釈して山へ登りませんでしたか。法師の考えを簡潔に説明しなさい。

(19) 「参りたる人ごとに山へ登りし」とあるが、人々が山へ登っていた本当の理由は何か。次のア〜エから選びなさい。
ア.山の上の景色を楽しむため。
イ.山の上にある本殿に参拝するため。
ウ.山にある先達の家を訪問するため。
エ.山の頂上にある極楽寺に行くため。

(20) 筆者が最後に述べている教訓(この文章を通して最も言いたかったこと)を、現代の言葉でわかりやすく書きなさい。

【解答・解説編】

大問1

(1) (解答例)退屈なのにまかせて(手持ち無沙汰なのにまかせて)
【解説】「つれづれなり」=「手持ち無沙汰だ・退屈だ」、「ままに」=「〜にまかせて(〜の状態で)」という意味です。

(2) ウ
【解説】「日暮らし(ひぐらし)」は「朝から晩まで一日中」という意味です。

(3) イ
【解説】「よしなし」は「理由がない・つまらない」という意味で、「よしなしごと」は「たわいもないこと・とりとめのないこと」と訳します。

(4) ア
【解説】「そこはかとなく」は現代でも使われますが、「これといった理由もなく・あてもなく」という意味です。

(5) イ
【解説】「あやし」=「不思議だ・妙だ」、「ものぐるほし」=「心が乱れる・気が変になりそうだ」という意味です。文末の「こそ〜けれ」は係り結び(強調)になっています。

大問2

問題1

(6) 兼好法師(吉田兼好)

(7) イ・エ
【解説】日本の三大随筆は『枕草子(清少納言)』『方丈記(鴨長明)』『徒然草(兼好法師)』です。

(8) おもいたちて
【解説】語中の「ひ」は「い」に直します。

(9) かたえ
【解説】語中の「へ」は「え」に直します。

(10) いいける
【解説】語中の「ひ」は「い」に直します(「いひ」→「いい」)

問題2

(11) イ
【解説】「心うし」は「つらい・情けない・残念だ」という意味の古語です。

(12) ウ
【解説】「年ごろ」は「長年・何年間も」という意味です。「年頃」と訳さないよう注意!

(13) ア
【解説】「ゆかし」は「見たい・聞きたい・知りたい」という意味です。

(14) イ
【解説】「あらまほし」は「あってほしい・望ましい」という意味です。

問題3

(15) 石清水

(16) (解答例)極楽寺や高良などを拝んだ。

(17) (解答例)山のふもとにあった極楽寺や高良などを拝んで、それだけで参拝が完了したと思い込んでしまったから。

(18) (解答例)石清水八幡宮にお参りすることが本来の目的であり、山へ登る必要はないと考えたから。

(19) イ
【解説】法師が目的地の本殿だと思っていた場所は実は山のふもとの付属施設で、本物の本殿は山の上にありました。他の参拝客は本殿に行くために山へ登っていたのです。

(20) (解答例)ほんの少しのことであっても、その道の案内人(指導者)はいるにこしたことはない(専門家の助言が必要である)ということ。

【中学2年生向け】徒然草「序段/仁和寺にある法師」 練習問題 まとめ

お疲れ様でした!

古語の意味や、本文の内容から読み取れる教訓は古文で頻出です。また、現代仮名遣いの直しや歴史的仮名遣いのルールも合わせて復習し、テスト本番でしっかり得点を稼ぎましょう!

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