【中学3年生向け】公民 日本国憲法と人権 練習問題 50本ノック

公民

公民の「人権と日本国憲法」に関する総合問題全50問です。
定期テストの総復習や、高校入試に向けた実戦的な対策として活用できる構成にしました。一問一答だけでなく、テストで狙われやすい記述問題や正誤判定なども盛り込んでいるので、本番前の最終チェックとしてぜひチャレンジしてみてください。

問題と解答はPDFで印刷できます!

問題

大問1

(1) 1215年にイギリスで制定され、王の権力を制限して貴族の権利を認めさせた文書を何といいますか。

(2) 1689年にイギリスで制定され、国王の権力を制限して議会政治の基礎を確立した文書を何といいますか。

(3) 1776年のアメリカ独立宣言において、人間が生まれながらに持つ奪われない権利として「生命」「自由」とともに挙げられているものはどれですか。
ア. 平等 イ. 財産 ウ. 幸福の追求 エ. 生存

(4) 1789年のフランス人権宣言第1条の空欄に当てはまる語句を答えなさい。
「人間は生まれながらに、自由かつ( )の権利をもっている」

(5) 1919年にドイツで制定され、社会権を保障した憲法として知られる憲法は何ですか。

(6) 「法の支配」とはどのような考え方ですか。「権力者」という言葉を使って説明しなさい。

(7) 権力者が自分の好きにルールを決めて支配する政治を何といいますか。
ア. 立憲主義 イ. 人の支配 ウ. 議会制民主主義

(8) 「立憲主義」とはどのような考え方ですか。「政治権力」と「制限」という言葉を使って説明しなさい。

(9) 日本国憲法が保障する基本的人権のうち、国家からの干渉を受けずに自由に考えたり行動したりできる権利を何といいますか。

(10) 日本国憲法において、参政権の一つである「選挙権」は、現在何歳以上のすべての国民に認められていますか。

大問2

(11) 次の文が正しければア、誤りがあればイと答えなさい。
大日本帝国憲法において、主権は国民にあった。

(12) 大日本帝国憲法において、国民は天皇の家来として何と呼ばれていましたか。

(13) 大日本帝国憲法における国民の権利の保障について、正しいものを次から選びなさい。
ア. 永久に侵すことのできない権利として保障された。
イ. 法律の範囲内においてのみ権利が認められていた。

(14) 次の文の空欄に当てはまる数字を答えなさい。
日本国憲法は1946年( A )月( B )日に公布された。

(15) 次の文の空欄に当てはまる数字を答えなさい。
日本国憲法は1947年( C )月( D )日に施行された。

(16) 日本国憲法の三大基本原理をすべて答えなさい。

(17) 国民が政治に参加し、話し合いや多数決などを通して、政治のあり方を決めていく考え方を何といいますか。

(18) 「間接民主制(議会制民主主義)」とはどのような仕組みですか。「選挙」と「代表者」という言葉を使って説明しなさい。

(19) 古代ギリシャなどで行われていた、市民全員が集まって直接話し合って決める仕組みを何といいますか。

(20) 権力が1か所に集中するのを防ぐため、国の権力を3つに分ける仕組み(三権分立)を『法の精神』で唱えた人物は誰ですか。 記号で答えなさい。
ア. ルソー イ. ロック ウ. モンテスキュー

大問3

(21) 次の文の空欄に当てはまる語句を答えなさい。
憲法第1条において、天皇は日本国および日本国民統合の( )であると定められています。

(22) 天皇が行う「国事行為」とはどのような行為ですか。憲法との関わりと、政治的な決定権の有無に触れて説明しなさい。

(23) 天皇が国事行為を行う際に、必ず必要となる内閣の関与は何ですか。 記号で答えなさい。
ア. 助言と承認 イ. 指揮と監督 ウ. 許可と命令

(24) 天皇が行う「任命」にあたるものを次からすべて選びなさい。
ア. 内閣総理大臣 イ. 国務大臣 ウ. 最高裁判所長官 エ. 衆議院議長

(25) 次のうち、天皇の国事行為に当てはまらないものはどれですか。 記号で答えなさい。
ア. 憲法や法律の公布 イ. 予算の作成 ウ. 国会の召集 エ. 衆議院の解散

(26) 憲法改正において、国会が発議するために必要な賛成の条件はどれですか。 記号で答えなさい。
ア. 各議院の総議員の過半数
イ. 各議院の総議員の3分の2以上
ウ. 各議院の出席議員の3分の2以上

(27) 憲法改正の手続きにおいて、国会が国民に対して憲法改正案を提案することを何といいますか。

(28) 憲法改正の国民投票で承認されるための条件はどれですか。
ア. 有権者全体の過半数の賛成
イ. 有効投票の過半数の賛成
ウ. 有効投票の3分の2以上の賛成

(29) 憲法改正が承認された後、誰が国民の名において公布しますか。

(30) 次の文が正しければア、誤りがあればイと答えなさい。
憲法の改正原案は、必ず衆議院に先に提出しなければならない。

(31) 日本国憲法において、内閣が国会の信任に基づいて成り立ち、国会に対して連帯して責任を負う仕組みを何といいますか。

大問4

(32) 日本国憲法第9条に規定されている、日本の三大基本原理の一つは何ですか。

(33) 日本国憲法第9条第2項の条文の空欄( A )( B )に入る語句の正しい組み合わせを、次のア~エから1つ選びなさい。
「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の( A )は、これを保持しない。国の( B )は、これを認めない。」
ア. A:軍隊 B:自衛権 イ. A:軍隊 B:交戦権
ウ. A:戦力 B:自衛権 エ. A:戦力 B:交戦権

(34) 政府の解釈によると、自衛隊は憲法上どのように位置づけられていますか。「自衛」と「実力」という言葉を使って説明しなさい。

(35) 自衛隊の最高指揮権を持っているのは誰ですか。 記号で答えなさい。
ア. 防衛大臣 イ. 内閣総理大臣 ウ. 天皇

(36) 1951年、サンフランシスコ平和条約とセットでアメリカと結び、米軍の駐留などを認めた条約は何ですか。

(37) 日本の核兵器に対する基本方針である「非核三原則」の内容を、すべて答えなさい。

(38) 1990年の湾岸戦争をきっかけに、日本が国連の平和維持活動に協力するために1992年に制定された法律を何といいますか。

(39) 「集団的自衛権」とはどのような権利ですか。「日本の安全」という言葉を使って簡単に説明しなさい。

(40) 日米安全保障条約に基づき、日本国内に駐留するアメリカ軍の専用施設面積の約7割が集中している都道府県はどこですか。

大問5

(41) 人間が生まれながらにして持っている権利を何といいますか。

(42) 憲法第13条において「すべて国民は、( )として尊重される。」と定められています。空欄に入る言葉を次の記号から選びなさい。
ア. 人間 イ. 個人 ウ. 国民

(43) 1948年に国連で採択された、すべての人が持つ人権と自由を示した宣言(法的拘束力はない)は何ですか。 記号で答えなさい。
ア. 国際人権規約 イ. 世界人権宣言 ウ. 子どもの権利条約

(44) 1966年に採択され、(43)の内容に法的な拘束力を持たせた条約は何ですか。

(45) 憲法第14条第1項では「すべて国民は、( )に平等であつて…」と定められています。空欄に当てはまる語句を答えなさい。

(46) 憲法第14条において、差別してはならない理由として挙げられているものをすべて選びなさい。
ア. 人種 イ. 職業 ウ. 信条 エ. 年齢 オ. 性別

(47) 憲法第14条にある「門地」とは、どのような意味ですか。

(48) 1989年に国連で採択された、18歳未満の基本的な権利を守るための条約は何ですか。

(49) (48)の条約の「4つの柱」に含まれないものはどれですか。
ア. 教育を受けさせる権利 イ. 参加する権利 ウ. 守られる権利 エ. 育つ権利

(50) 子どもの権利条約における「育つ権利」とは、どのような権利ですか。

解答と解説

大問1

(1) 解答:マグナ・カルタ
解説:13世紀初めに不当な厳罰や課税を行った国王に対して、貴族たちが権利を認めさせた文書で、人権保障の出発点とされています。

(2) 解答:権利の章典(権利章典)
解説:名誉革命によって国王を追放した後、新国王に認めさせた文書です。国王の権力を抑え、議会を中心とする政治を確立しました。

(3) 解答:ウ
解説:アメリカ独立宣言では「生命、自由、幸福追求の権利」が侵すことのできない権利として掲げられています。

(4) 解答:平等
解説:フランス人権宣言第1条に定められており、自由と平等が生まれながらの権利として強調されています。

(5) 解答:ワイマール憲法
解説:20世紀に入り、国家が国民の人間らしい生活を保障するという社会権に関する規定が置かれました。

(6) 解答:権力者であっても法に従わなければならないという考え方。
解説:これに基づき、国家権力の暴走を防ぐために憲法が制定されました。

(7) 解答:イ 解説:権力者が自分の好きにルールを決めて支配することを「人の支配」といいます。

(8) 解答:憲法を定めて政治権力を制限し、国民の人権を守ろうという考え方。
解説:近代民主主義国家の根本となる重要な原則です。

(9) 解答:自由権
解説:精神の自由、身体の自由、経済活動の自由などがあります。

(10) 解答:満18歳以上(18歳以上でも可)
解説:2016年の公職選挙法改正により、選挙権年齢が満20歳以上から満18歳以上に引き下げられました。

大問2

(11) 解答:イ
解説:大日本帝国憲法では、主権は国民ではなく天皇が持っていました。

(12) 解答:臣民
解説:現在の「国民」としての主権はなく、天皇の支配下にある者とされていました。

(13) 解答:イ
解説:権利は法律の範囲内で制限されるものであり、現在のような絶対的な基本的人権としては保障されていませんでした。

(14) 解答:A:11、B:3
解説:1946年11月3日に公布され、現在は「文化の日」となっています。

(15) 解答:C:5、D:3
解説:1947年5月3日に施行され、現在は「憲法記念日」となっています。

(16) 解答:国民主権・基本的人権の尊重・平和主義
解説:国民主権・基本的人権の尊重・平和主義が三大基本原理です。三権分立や象徴天皇制は、これを支えるための仕組みです。

(17) 解答:民主主義
解説:民主主義は国民が政治に参加し、話し合いや多数決などによって政治を行う考え方で、国民主権は政治の最終的な決定権である主権が国民にあるという考え方になります。

(18) 解答:全員が集まる代わりに、国民が選挙で選んだ代表者が議会で話し合って決める仕組み。
解説:現代の日本を含め、多くの民主主義国家で採用されています。

(19) 解答:直接民主制
解説:古代ギリシャのポリス(都市国家)などで、成年男子の市民全員が集まって行われていました。

(20) 解答:ウ
解説:フランスの思想家モンテスキューが提唱し、権力の乱用を防ぐために立法・行政・司法に分けました。

大問3

(21) 解答:象徴
解説:天皇は政治的な権力を持たず、日本国と国民統合の象徴としての役割のみを果たします。

(22) 解答:天皇が憲法に定められた範囲で行う行為で、政治的な決定権を持たず、内閣の助言と承認を必要とする。
解説:憲法第4条で、天皇は「国政に関する権能を有しない」と定められています。

(23) 解答:ア
解説:天皇が政治的な実権を持たないよう、すべての国事行為には内閣の助言と承認が必要です(憲法第3条)。

(24) 解答:ア、ウ
解説:内閣総理大臣は国会の指名に基づき、最高裁判所長官は内閣の指名に基づいて天皇が任命します(憲法第6条)。国務大臣は内閣総理大臣が任命します。

(25) 解答:イ
解説:予算を作成するのは内閣(行政権)の役割であり、天皇の国事行為ではありません。

(26) 解答:イ
解説:憲法改正の国会発議には、各議院の総議員の3分の2以上という厳しい条件が必要です。

(27) 解答:憲法改正の発議
解説:国会がこの発議を行った後、国民投票にかけられます。

(28) 解答:イ
解説:国民投票では、有効投票の過半数の賛成で承認されます。

(29) 解答:天皇
解説:国民の承認を得た後、天皇が国民の名において公布します。

(30) 解答:イ
解説:憲法の改正原案は、衆議院・参議院のどちらから先に提出してもよいとされています。

(31) 解答:議院内閣制
解説:内閣が国会の信任に基づいて成立し、国会に対して連帯して責任を負う仕組みです。

大問4

(32) 解答:平和主義
解説:日本国憲法第9条は、この平和主義を具体的に定めた重要な条文です。

(33) 解答:イ
解説:憲法第9条の条文において、1項で「武力による威嚇又は武力の行使」を永久に放棄し、2項で「戦力」の不保持と「交戦権」の否認を定めています。

(34) 解答:自衛のための必要最小限度の実力。
解説:憲法9条に「自衛隊」という言葉はありませんが、政府はこの解釈により自衛隊を合憲としています。

(35) 解答:イ
解説:文民統制(シビリアン・コントロール)の原則に基づき、内閣総理大臣が指揮権を持ちます。

(36) 解答:日米安全保障条約
解説:日本の安全保障と、アメリカ軍の日本駐留などについて定めた条約です。

(37) 解答:核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず。
解説:唯一の被爆国である日本が国是として掲げている基本原則です。

(38) 解答:国際平和協力法(PKO協力法)
解説:正式名称は「国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律」です。

(39) 解答:日本と密接な関係にある国が攻撃を受け、それによって日本の安全が脅かされる場合に、その国を守るために実力を行使できる権利。
解説:自国が直接攻撃されていなくても、我が国の存立が脅かされる等の要件を満たした場合に行使が容認されています。

(40) 解答:沖縄県
解説:日本の国土面積の約0.6%に過ぎない沖縄県に、在日米軍専用施設の多くが集中しており、大きな課題となっています。

大問5

(41) 解答:基本的人権
解説:人間が生まれながらにして持つ権利であり、憲法で永久の権利として保障されています。

(42) 解答:イ
解説:憲法第13条の「個人の尊重」は、基本的人権を保障するうえでの最も根本的な考え方です。

(43) 解答:イ
解説:1948年に採択された世界人権宣言は目標や基準を示したものですが、法的な拘束力はありませんでした。

(44) 解答:国際人権規約
解説:世界人権宣言の内容を条約として具体化したもので、主に自由権規約と社会権規約からなります。

(45) 解答:法の下
解説:憲法第14条のこの条文は「平等権」を保障する中心的な規定です。

(46) 解答:ア、ウ、オ
解説:憲法第14条では「人種、信条、性別、社会的身分又は門地」による差別を禁じています。

(47) 解答:家柄や血統
解説:特定の家系に生まれたことによる身分差別(貴族制度など)を禁止するための規定です。

(48) 解答:子どもの権利条約
解説:子どもが健やかに育ち、安全で幸せに生きられることを目的とした条約です。

(49) 解答:ア
解説:子どもの権利条約の4つの柱は「生きる権利」「守られる権利」「育つ権利」「参加する権利」です。

(50) 解答:教育を受け、休んだり遊んだりして、心も体も健やかに成長する権利。
解説:学校で教育を受けることだけでなく、遊んだり休んだりすることを通して、子どもが自分の能力を十分に伸ばし、自分らしく成長していくことが保障されています。

【中学3年生向け】公民 日本国憲法と人権 練習問題 50本ノック まとめ

お疲れ様でした!

間違えてしまった問題や、記述で上手くまとめられなかった箇所は、そのままにせず解説をしっかり読み直しておきましょう。日本国憲法や人権の単元は、言葉の意味を正確に理解しておくことが得点アップの鍵になります。繰り返し解いて、テスト本番に備えましょう!

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