中学1年生の理科で学習する「化学分野」は、覚えなければいけない用語や計算問題、実験の注意点などが多く、苦手意識を持つ人も多い単元です。
しかし、定期テストや高校入試で出題されるポイントはある程度決まっています!
この記事では、中1理科の化学分野(身のまわりの物質、いろいろな気体、水溶液の性質、状態変化と蒸留)から、「ここだけは絶対に押さえておきたい」基礎〜標準レベルの重要問題30問を厳選しました。
まずはノートとペンを用意して【問題編】に挑戦し、解き終わったら【解答と解説】で知識の確認と復習を行いましょう!
【中2理科】中1化学分野・総復習ドリル30問
第1章:身のまわりの物質
(1) 炭素を含み、燃やすと二酸化炭素(CO₂)や水(H₂O)を発生する物質(砂糖やプラスチックなど)を何といいますか。
(2)金属のように 炭素を含まない物質など、有機物以外の物質をまとめて何といいますか。
(3) 金属の共通の性質を3つ答えなさい(光沢、電気・熱、変形に関する性質)。
(4) 物質 1cm³ あたりの質量を何といいますか。
(5) 質量 15.8g、体積 2.0cm³ の物質の密度は何 g/cm³ ですか。
(6) メスシリンダーの目盛りを読み取るとき、視線は液面のどの位置に合わせますか。
(7) 上皿てんびんで質量をはかるとき、分銅はどの順番(重さ)でのせていきますか。
第2章:いろいろな気体
(8) 二酸化マンガン(MnO₂)に過酸化水素水(H₂O₂)を加えると発生する気体は何ですか。
(9) 線香の火を近づけると、炎を上げて激しく燃える性質をもつ気体は何ですか。
(10) 石灰石にうすい塩酸(HCl)を加えると発生する気体は何ですか。
(11) 二酸化炭素を石灰水に通すと、石灰水はどうなりますか。
(12) 亜鉛などの金属にうすい塩酸を加えると発生する、最も軽い気体は何ですか。
(13) アンモニア(NH₃)のように、非常に水に溶けやすく、空気よりも軽い気体を集める方法は何ですか。
(14) 水に溶けにくい気体(酸素や水素など)を集める、最も正確な方法は何ですか。
(15) アンモニアが溶けた水溶液にフェノールフタレイン溶液を加えると、何色に変化しますか。
(16) 特有の刺激臭があり、プールの消毒などに使われる気体は何ですか。
(17) 空気中に最も多く含まれる気体は何ですか。
第3章:水溶液の性質
(18) 水溶液において、溶けている物質のことを何といいますか。
(19) 物質を溶かしている液体のことを何といいますか。
(20) 水 80g に食塩 20g を溶かしたとき、質量パーセント濃度は何 % ですか。
(21) 物質がそれ以上溶けることができない状態の液を何といいますか。
(22) 100g の水に溶ける物質の最大量を何といいますか。
(23) 規則正しい形をした固体のことを何といいますか。
(24) 一度溶かした物質を、再び固体として取り出す操作を何といいますか。
(25) ろ紙を使って、液体と溶け残った固体を分ける操作を何といいますか。
第4章:状態変化と蒸留
(26) 温度によって物質が固体・液体・気体と姿を変えることを何といいますか。
(27) 物質が状態変化したとき、体積は変化しますが、変化しないものは何ですか。
(28) 液体が沸騰して気体に変化するときの温度を何といいますか。
(29) 純粋な物質を加熱したとき、状態変化が起こっている間の温度はどうなりますか。
(30) 沸点の違いを利用して、液体の混合物(水とエタノールなど)を分離する操作を何といいますか。
解答と解説
第1章:身のまわりの物質
(1) 【解答】有機物 【解説】炭素を含む物質を有機物といいます。加熱すると黒くこげて炭になり、燃やすと二酸化炭素と水が発生します。食塩などのように炭素を含まないものは無機物です。
(2) 【解答】無機物 【解説】有機物以外の物質を無機物といいます。水、食塩、金属、ガラスなどがこれにあたります。
(3) 【解答】金属光沢がある、電気や熱をよく通す、叩くと広がる(展性)・引っぱると伸びる(延性) 【解説】この3つはすべての金属に共通する性質です。「磁石につく」という性質は、鉄など一部の金属に限られるため、金属共通の性質としては間違いになります。
(4) 【解答】密度 【解説】物質1立方センチメートルあたりの質量を密度といい、物質の種類によってそれぞれ決まっています。
(5) 【解答】7.9グラム毎立方センチメートル 【解説】密度=質量わる体積で求めます。15.8わる2.0は7.9となります。
(6) 【解答】液面の最も低いところ(水平な部分) 【解説】表面張力によって液面の端が少し上がるため、真横から見て最も低い平らな部分の目盛りを読み取ります。
(7) 【解答】重いものから順に 【解説】軽いものから乗せると、何度も細かい分銅をのせかえる必要が出て手間がかかるため、重いものから順にのせて調整します。
第2章:いろいろな気体
(8) 【解答】酸素 【解説】二酸化マンガンは酸素を発生させるための触媒(自分自身は変化せず、他の物質の反応を早めるはたらきをする物質)としてはたらきます。
(9) 【解答】酸素(助燃性) 【解説】酸素自身が燃えるのではなく、他の物質が燃えるのを助ける「助燃性(じょねんせい)」という性質があります。
(10) 【解答】二酸化炭素 【解説】石灰石や貝殻、卵の殻(これらは炭酸カルシウムが主成分)に塩酸を加えると発生します。
(11) 【解答】白く濁る 【解説】二酸化炭素の確認方法として非常によく出題されます。ちなみに、さらに二酸化炭素を通し続けると、再び透明になります。
(12) 【解答】水素 【解説】すべての気体の中で最も軽いです。マッチの火を近づけると、「ポン」と音を立てて爆発的に燃え、水ができます。
(13) 【解答】上方置換法 【解説】水に溶けやすく、空気より軽い(密度が小さい)気体を集める方法です。試験管などの容器の口を下に向け、気体を上に集めます。
(14) 【解答】水上置換法 【解説】水に溶けにくい気体を集める方法です。空気が混ざらず、純粋な気体を集めることができるため、水に溶けにくい気体は必ずこの方法で集めます。
(15) 【解答】赤色(または赤紫色) 【解説】アンモニアの水溶液(アンモニア水)はアルカリ性を示します。フェノールフタレイン溶液は、アルカリ性の水溶液に反応して赤色になります。
(16) 【解答】塩素 【解説】黄緑色をした有毒な気体で、強い殺菌作用や漂白作用(色を脱色する作用)があります。
(17) 【解答】窒素 【解説】空気の体積の約78パーセントを占めます。次いで多いのが酸素で、約21パーセントを占めています。
第3章:水溶液の性質
(18) 【解答】溶質 【解説】食塩水であれば、溶けている「食塩」が溶質です。
(19) 【解答】溶媒 【解説】食塩水であれば、溶かしている「水」が溶媒です。溶媒が水の場合は特に「水溶液」と呼びます。
(20) 【解答】20パーセント 【解説】質量パーセント濃度は、溶質の質量わる水溶液の質量(溶媒たす溶質)かける100で計算します。20わる(80たす20)かける100で20パーセントになります。分母を「水だけの質量」にしないように注意しましょう。
(21) 【解答】飽和水溶液 【解説】限界まで溶質が溶け込んでいる状態です。これ以上溶質を加えても、溶けずに底に沈みます。
(22) 【解答】溶解度 【解説】水100グラムに溶ける物質の最大質量で、物質の種類と水の温度によって決まっています。
(23) 【解答】結晶 【解説】物質をつくっている粒子が規則正しく並んだもので、平面で囲まれた特有の形をしています。食塩(塩化ナトリウム)は立方体のような形です。
(24) 【解答】再結晶 【解説】温度による溶解度の違いを利用して、不純物を取り除き、純粋な物質を取り出すときなどによく使われます。
(25) 【解答】ろ過 【解説】ろ紙の目を通る液体(ろ液)と、通らない固体(溶け残りなど)を分ける操作です。ガラス棒を伝わせて少しずつ注ぎます。
第4章:状態変化と蒸留
(26) 【解答】状態変化 【解説】温度によって物質が固体、液体、気体へと変化することです。物質そのものは別の物質に変わっていません。
(27) 【解答】質量 【解説】状態変化しても物質をつくる粒子の「数」は変わらないため、質量は変化しません。しかし、粒子どうしの「間隔」が変わるため体積は変化します。
(28) 【解答】沸点 【解説】液体の表面だけでなく内部からも気体が発生する(沸騰する)ときの温度で、物質の種類によって決まっています(水は100度)。
(29) 【解答】一定に保たれる(変わらない) 【解説】加えられた熱が、温度を上げるためではなく、物質の状態を変化させる(粒子どうしの結びつきを断ち切る)ために使われるためです。
(30) 【解答】蒸留 【解説】液体を沸騰させて気体に状態変化させ、それを冷やして再び液体として取り出す操作です。沸点の低い物質(エタノールなど)が先に気体となって出てくる性質を利用しています。
お疲れ様でした!30問中何問正解できましたか?
中1理科の化学分野を攻略するコツは、「用語の定義を正確に覚えること」と「計算・実験操作の『理由』を理解すること」です。
- 間違えた問題があった場合:該当する章の解説をもう一度読み込み、なぜその答えになるのかを理解しましょう。
- 計算問題(密度・濃度)でつまずいた場合:公式を暗記するだけでなく、「全体の中でどれだけの割合か」というイメージを持つことが大切です。
何度も解き直して、定期テストや実力テストで満点を目指しましょう!
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